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ゆあん
放課後
俺は予定よりも早く駅に着いてしまった
何をして時間潰しをしよう……
そう考えていると聞き覚えのある声が俺の耳に入った
えと
ゆあん
えと
ゆあん
ゆあん
えと
えと
えとさんは満面の笑みで答えた
ほんと……人の気も知らずに……//
じゃぱぱ
??
そうこうしているとじゃぱぱともう1人の女の子が走ってこちらに向かってきた
えと
この子がのあさんか……
確かに……料理できそうな顔してる
のあ
ゆあん
この人も愛想良さそ~
まぁ類は友を呼ぶって言うしな
じゃぱぱ
じゃぱぱはそう言って先陣を切った
ゆあん
のあ
えと
俺らも後に続いてデパートの中へ入った
えと
シャラ……
えとさんはハートのついた少し長いネックレスを手に取った
欲しいのかな……?
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
お揃い……
俺は心の中でガッツポーズをした
ゆあん
えと
そう言ってえとさんはオレンジ色のネックレスを
俺は赤色のネックレスを買った
えと
ゆあん
えとさんはネックレスをぎゅっと握り締め鞄に入れた
仲良くなれた日記念……/ /
そう考えながら俺もネックレスをぽっけにそっと入れた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
えと
えと
ゆあん
えとさんは小さくて細くて暖かい手で俺を引っ張ってくれた
それには何故かと安心感と温もりがあった
……恋……しちゃったんだな……/ /
のあ
えと
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
そんな何気ない会話をしていると
時刻は7時を指していた
ゆあん
えと
のあ
じゃぱぱ
俺らは各自欲しいものを買ってデパートを出た
じゃぱぱ
のあ
ゆあん
えと
俺らは2人ずつに別れた
俺とえとさんはたまたま方面が一緒だったから一緒に帰ることにした
えと
えとさんは突然口を開けてそう言った
ゆあん
ゆあん
えと
えと
……そっか
えとさん病気で中々外出れないんだもんな……
……友達と遊ぶ事もできない
俺はえとさんに同情して寂しい気持ちになってしまった
辛い思い何一つしてない奴が……
俺の中には同情の心と自分への怒りが込み上げていた
するとえとさんは小言を言った
えと
ゆあん
えと
えと
ゆあん
暑さのせいか俺の頬は朱色に染まった
俺もお揃い嬉しいよ
えとさんと友達になれて……ほんとによかった
俺は心の底から感謝した
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えと
そう言って俺とえとさんは別々に別れた
"もうちょっと一緒にいたい"なんて……
口が裂けても言えない
NEXT>>500♡
コメント
4件
最高すぎ