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2 - サークルの創設きっかけmitsuki

♥

27

2023年03月17日

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加々美満月

どうしてサークル作ったんだっけ?

そうか…

もう二度と大切な人を

傷つけないためだ。

加々美満月

んふふ、おかぁさん?

あ、どうしたん?

加々美満月

この紙って如月のとこのお父さんの

加々美満月

ものだよね?

えぇ~そうよ!

唐突だけど再婚したの。

まあ、共に暮らすための契約

みたいなものかしらね。

加々美満月

おかぁさんは…同意したの?

うん。お金もないし

加々美満月

え?別にいいけど、初対面だよね?

前にあの…参観日かしら?

親が見るやつのときにあったのよ

加々美満月

うーん。分かった

この時には、未成年の私は、

再婚した相手に娘さんがいることを 知らなかった。

加々美満月

(私は…)

加々美満月

(誰だかわからない人と仲良くなりたくないけどな…)

義理の父

あ、よろしくね。

義理の父

うん!それじゃあ…琴歌!挨拶しなさい。

如月琴歌

私、は…

加々美満月

私、星螺っていうの

如月琴歌

っっ…如月琴歌って言います!

義理の父

こら、姓が今日から加々美になるって

義理の父

二日前から言っていただろうに

如月琴歌

…………。

加々美満月

気にしないで下さい!

加々美満月

琴歌さん、大丈夫ですよ。

如月琴歌

っっ……

星螺、部屋で遊んであげたら?

義理の父

そうだな、もう家族だしな。

えぇ、裕二さん。

義理の父

お寿司屋でも行くか。

予約しとくわ!

加々美満月

ありがとう!お祝いだね。

加々美満月

琴歌さん、おいで

如月琴歌

う、うん!星螺さんっ……

如月琴歌

わぁ~すっごく、広いね!

加々美満月

そ、そうかな?

如月琴歌

羨ましいな~如月の頃は

如月琴歌

自室なんてなかったからさ。

加々美満月

自室がない?!

加々美満月

ずっとリビングってこと?

如月琴歌

ん?リビングなんてあったかな?

加々美満月

え…(この子の家って)

死ぬほど狭い!?

如月琴歌

星螺さん、お母さんって優しい?

加々美満月

(早速質問ね。)

加々美満月

うん、私の夢を応援してくれるよ!

加々美満月

優しいかは、分かんないけど

加々美満月

そっちのおかぁさんは?

加々美満月

優しいかった?

如月琴歌

うーん。まぁまぁだったかな?

加々美満月

てか、今日からよろしくね。

如月琴歌

うん!てか、星螺さんの夢って

如月琴歌

どんなことですか?

加々美満月

私の夢?えー!!

小説家かな。

如月琴歌

そっかー

如月琴歌

私は…誰かにとって必要とされる
存在になることかな!

加々美満月

え!めっちゃいいね!!頑張って!

加々美満月

そこから段々と、仲が深まって

加々美満月

気がついたら、もう夏休みが
終わっていた。

加々美満月

『もうすぐ、夏休みが終わって中学校が始まるね!』

加々美満月

と、琴歌に言うと…

如月琴歌

私、絶対…生徒会長になりたい!

如月琴歌

去年落ちちゃったし!

加々美満月

って、張り切ってた…

如月琴歌

というわけで!今年から、生徒会長にならせて頂きます!

如月琴歌

加々美琴歌です!

え!加々美って姓、星螺先輩のだよね!ガヤガヤ

んね、ぽいよね!妹さん居たんだ! ガヤガヤ

堂々としてて、めっちゃかわいいね! ガヤガヤ

星螺先輩の妹、これからか楽しみだね! ガヤガヤ

姉に劣らないで欲しいですね。 ガヤガヤ

如月琴歌

(うーん……静かにしてほしいな…)

如月琴歌

これから、全校生徒の為に

如月琴歌

全力を尽くしてまいります!

加々美満月

このときは、まだ良かった

加々美満月

だが、生徒の期待は
私の予想を遥かに超え

加々美満月

琴歌は徐々に心を病んでしまったの

あの子は、何も悪くないのに

如月琴歌

というわけで、今月の目標は…

なんかあいつ、同じことずっと 言ってるよね ガヤガヤ

わかる!星螺先輩とは、まるで違うw ガヤガヤ

如月琴歌

……以上です!

加々美満月

あ…

つまんな、何であいつが当選したんだろ

星螺先輩もこんな出来損ないが義理の妹だなんて信じらんないだろうな

私達の加々美のイメージをけなさないでほしいわ。はっきり言って邪魔 ガヤガヤ

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

如月琴歌

今日は、これで……終わりです。

加々美満月

沢山、陰口を言われた

加々美満月

私と実力を比べられた

加々美満月

琴歌は日に日に体の傷を増やしていった。

加々美満月

『琴歌?どうしたの?』

加々美満月

そう聞いても部屋に戻って口を聞いてくれない

加々美満月

でも、だからといって
ほっとけるわけない

いつしか、琴歌は学校に通わなくなってしまった。

加々美満月

ふぁ〜

加々美満月

ねむ。

隣の琴歌の部屋から花瓶が 割れた音がした。

義理の父

琴歌いい加減に出てこい!!!

私は、咄嗟に持っているスマホで 録画を開始した。

義理の父

俺がいつまでも涼しい顔していると思うなよ!!!

義理の父

昔の俺に戻るぞ!!!

義理の父

また、傷口をえぐってやろうか!!

ドンドンドンドン

加々美満月

父さん!

加々美満月

落ちついて。

義理の父

ん?あぁ…大丈夫だ…

加々美満月

ここで待ってて

義理の父

あぁ。

加々美満月

ちょっと?ね、ね

如月琴歌

……………。

返事がない、当たり前よね

でもなんだか様子がおかしい

物音が一切しない上に呼吸音さえ 聞こえない。

加々美満月

確かに一週間、テストで
構ってあげられなかった。

加々美満月

だとすると、体調崩しているのかな。

私は…扉を開けた。

加々美満月

ん……え?………え

そこには、心臓が動いていない 琴歌がソファに横たわっていた。

加々美満月

うそ、琴…歌

義理の父

琴歌。なんでだよ、なんでだよ!!

加々美満月

手に…ガラスの破片が……

義理の父

さっき。割れた音がしたんだ

義理の父

それで、すぐに来た

加々美満月

お母さんは?

義理の父

今は…いない。ふざけるな…

加々美満月

お父さんって今家に帰って来たの?

加々美満月

お母さんは…?

義理の父

ついさっき、出た。

加々美満月

もういい。警察に連絡して

義理の父

え?あぁ…

加々美満月

早く…はやく…!

義理の父

あぁ…ピピピピッ

加々美満月

戻ろ………

加々美満月

琴歌…ほんとに死んだの?あのとき直ぐに

加々美満月

とめていれば…

加々美満月

音が聞こえてたはずなのに

加々美満月

なのに……

怖くて何もできなかった

.

加々美満月

ん?通知。何今更…

加々美満月

え?

【mitsukiの小説が一万いいねを 達成しました。企業、〇〇があなたの 小説にリツイートした。】

加々美満月

なんで…バズった?

加々美満月

琴歌の物語、ほんとに?

このときから、本気で取り組もうと 思った。

琴歌を笑顔に出来ずに……………

死なせてしまった…

加々美満月

もう。止まってらんない!

如月琴歌

『誰かに必要とされたい。』

加々美満月

私は…琴歌を必要としていたよ。

だから…拡散しないで

私の実力は、こんなんじゃない。

加々美満月

結局、小説というものは編集者や

加々美満月

表紙を描いてくれるイラストレーター

加々美満月

そして、ある程度の文才が
必要とされる。

加々美満月

そもそも、趣味程度で楽しんでいたが

加々美満月

本気でやるとなると

加々美満月

うまく行かないことなんてザラにある

加々美満月

だから、ライムサークルを創って私を救おうと決めた。

加々美満月

でも、ピー

加々美満月

と一緒に頑張った結果、
何とかなったんだよな!

加々美満月

私まだ…

書けていられるかな。

私は、完璧になれていますか。

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