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恋
恋
別にお前に興味ねぇから
菜那
菜那
1週間前のこと
恋
恋
菜那
廊下でみんなの視線が集まる中
公開告白された。
菜那
勿論、OKしたのは 「みんなが見ていたからここで断ったら可哀想」
なんて情けでも同情でもなかった。
なぜなら
私だって、ずっと恋くんのことが 好きだったんだから───
本当にその時は 嬉しさと感動で胸もお腹も一杯だった。
色んなところにデートしに行ったり。
恋
菜那
菜那
菜那
恋
恋
菜那
恋
菜那
菜那
恋
菜那
恋
菜那
菜那
菜那
恋
恋
菜那
恋
恋
そう言われ私は恋くんのキスに 口を塞がれた。
菜那
恋
菜那
本当に幸せな日々だった────
菜那
菜那
菜那
言葉を……なにか、なにか言わなきゃ
聞きたいことだって沢山ある……
どうして急にこんな冷たくなったの……?
どうして別れるなんて言うの?
もしかして、飽きられた…?
聞きたいことだらけでテンパるし 頭が追いつかない。
菜那
恋
恋
菜那
いつもの恋くんじゃないみたいで、怖くて涙が出る。
恋
菜那
恋
菜那
恋
恋
ただの遊びだったってわけ
菜那
菜那
菜那
恋
恋
菜那
恋
恋
いやだ……やめて……
そんな言葉、聞きたくない……
恋
もう、ここに居るのはあの頃の優しい恋くんじゃないの………?
菜那
菜那
菜那
恋
菜那
菜那
恋
嘘じゃないん…だ これは、現実───…
菜那
菜那
恋
菜那
菜那
恋
恋
菜那
菜那
恋くん私の声に耳も傾けず スタスタと去っていってしまった。
もう、抱きつくことも出来ない…キスもデートも……
……恋くんの背中が恋しいよ…
私は恋くんの名前を何度も呼んで 泣いていた。涙(シズク)が生温くて
自分が惨めになった。
菜那
菜那
それでも辛くて悲しくて独りぼっちで 声を殺して泣くことしかままならなかった。
追いかけることすら出来ない ……好きだからこそ…
これ以上……恋くんに迷惑を掛けちゃいけない気がしたから──
菜那
菜那
恋くんには……相応しく なかったんだね…………笑
恋
あんな嘘ついちまったけど……
絶対、菜那ちゃんのこと傷付けたよな…
「私は、本気で恋くんのことが……っ!!」……か…
恋
恋
でも、別れざるを得なかったんだ─
菜那ちゃんと付き合い始めて1週間がたった頃のことだ
菜那
恋
恋
カノン
恋
カノン
カノンは俺の幼馴染で、財閥の娘だ
カノン
恋
恋
カノン
カノン
恋
カノン
俺はヤクザの息子だが、そんなこと菜那ちゃんにも言えるわけないし
カノンしかこの事実を知らない。
恋
カノン
カノン
あの子が危険な目に あってもいいのかしら
恋
カノン
カノン
カノン
カノン
カノン
カノン
カノン
カノン
恋
ほんと…汚ぇ女
って、俺もか──…
恋
カノン
恋
カノン
カノン
恋
恋
カノン
あの子が可哀想だと思わないの?
恋
恋
確かに……俺のせいでもし菜那ちゃんが危険な目に遭ったら……
もし怖がられたら……
菜那ちゃんに怖がられるなんてもっと嫌だ
そんな未来、見たくないし見せたくないな……
恋
恋
カノン
恋
恋
恋
カノン
恋
カノン
恋
恋
恋
カノン
カノン
恋
恋
カノン
どっちにしろ……泣かせちまった……
最低な野郎だな、俺は……
それに、住んでる世界が違い過ぎたんだ……
ほんとに…ごめんな、菜那ちゃん──
でもきっと、これが
正解だから。
最低な守り方でごめんな───……
「お願いだから、嘘だと言って。」
~END~