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ヴァンパイアとコロシヤの路地裏で

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ヴァンパイアとコロシヤの路地裏で

第1話 - 1-1

34

2022年11月02日

#オリジナル小説

#オリジナル

#ホラー

#コロシヤ

#ヴァンパイア

成羽

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成羽

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僕

女の子がこんな時間に何してるの。

君

あんたこそ、何してんだよ。人殺してさ。あんたニンゲンだろ？

僕

まぁそうなんだけどさ、仕事だよ、仕事。

君

へぇ、ちょっと聞かせてよ。

僕

いいよ。

僕みたいな、親がいない子供は裏の社会に回される。

裏の社会って言っても、いい人ばっかだよ。

まぁ、大人全員強面で、ちょー怖いんだけどさ。笑

人を殺すって言ったら、なんでもかんでも罪のない人を殺すって思ってしまうかもしれないけど違うんだなぁ〜。

社会で悪いことをして刑務所に入るとき、絶対裁判行われるでしょ？

その時に、軽い罪なら殺さない。まぁ、窃盗罪や人を2人以上殺してない限りね。

君

1人殺してもいいのか？

僕

ん〜…僕達が生きてるこの世界にはほんっとうに嫌なことをされて殺したいって思ったら1人だけ殺せるんだよね。

君

お前が決めたのか？

僕

んな訳ないよ、俺そんな偉くないし、笑

君

学校とかどうしてんの？なんで喋れてんの？

僕

えっとね〜…なんか裏の社会でも表の学校に行っていいんだって。

君

へぇ〜、

ただし、表の社会の人間にバレてしまった場合は裏の社会に必ず連れてきて、

表の社会の人間の脳からその人の記憶をを全部抹消することになるんだ。

それは忘れられる側にとってとってもきついこと。

だけど、そうしないと政府が守られないらしい。

君

へぇ、そうなんだ。ニンゲンの世界も複雑なんだな。その続きは明日聞かせてくれよ。もう帰らなきゃいけない。

僕

後、最後に聞かせて。
君は何者なの。

君

さぁ。名前も教えない。僕も、僕のいる世界から抹消されるからね。それじゃあ、

僕

バイバイ。

僕は今日、あの子と会って一つ思ったことがある。あの子は多分、この世界では伝説の、 "ヴァンパイア"。

ヴァンパイアは、昔ある国で人間が噛まれたことによって存在がバレてしまったと言われている。

もちろん僕は信じていなかった。

だって、僕の生きてる世界こらヴァンパイアという存在がなくなりかけていたから。

コロシヤの中でじみ〜に広まっている噂なだけだある。

平安時代から表ではヴァンパイアの存在を子孫に広めるなという決まりが命じられた。

だから、表の人間は知らない。それと、知る必要もない。

後、ヴァンパイアはその日会ったニンゲンとの会話を消しているという噂も。