初めて、声を出して泣いた。
ものすごく、悔しかった。
夢主
私がっ、サカズキさん、、止めてくるからっ、泣
ガープ
...そんな事、せんでええわい。
優しい声で、そう言われた。
もう、離してなんて言えなかった
夢主
がーぷ...うぅ、、泣
ガープ
泣くのも程々にせえ、
帽子を外されて、頭を撫でられた
ガープ
...よう頑張ったわい、
ガープ
自慢の、娘じゃわい!!
そんなこと言われれば、涙は止まらない
麦わら帽子を手に取って、顔を隠した。
夢主
...ん゙っ、、
立とうとしたが、足が重い
足がもつれて、また倒れた
ガープ
酷い怪我じゃ、たつことも出来んわい!ワッハッハ!
服は酷く廃(すた)れていた
私の服は、黒色の汚れが着いていて
白だから、余計に目立った
心も酷くボロボロだった。
センゴク
ガープもしっかりしろ!!
見ればガープも、服がボロボロだった
ガープ
センゴクほど、疲れては無いわい!
そうは言うものの、ここにいる全員が
立っているのもやっとだった
夢主
...帰ろう、、がーぷ、。
力のない声で、そういった。
どこへとも、言わなかった。
ただ、帰る場所があるなら、
私はそこへ帰ろうと思う。
皆で、フラフラになりながら帰った
翌朝――――
ガープ
なかなかに酷いぞ!!
センゴク
仕事をサボるな!
昨日で全ては終わり、
また、海賊を取り締まる役目が回ってきた
もう、情けをかけてはいけない