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目の前に整えられたカトラリー 新品なんか使えやしないか どうせ特に凄くもない一般のボクは この使い古されたテンプレートだ
無駄にご丁寧に作られた料理に ボクはずっと頭を抱えながら 人生の貴重な時間をそれに削って またどうせ後悔しての繰り返し
ナイフで細かくして達成したフリ それに皮を被せたら軽い隠蔽 フォークで刺してほぐしていても 残念ボクは全くほぐれない
息が詰まりそうなほど大変な料理を食らいついて時には吐いてしまうの 汚いなんてボクが一番分かってるよ でもそうしないとボク壊れてしまう
「いいかつまりそうだ」テキトーだ 人間なんだしこれくらいが良いさ ほぐれない悩みを無理に飲み込んで 今日も平気なフリして過ごすの
古傷が癒えなくてほらまた 何も起こらないのに塩を塗る 隠し味は昔の嫌な思い出 でも平らげなきゃ完食しなきゃ
息を詰まらせなきゃ大変だけど ぶち当たったそれでもかきこみ この体が拒否しているけれど 別にいいか一般のモブなんだから
息の根を止めるの苦しいけど 虫けらが消えるだけでしょう 目の前の盛られた料理完食したら ぐるぐる頭を吐き気が回る
GAME OVER
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