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meyun
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【元】空乃 風♋🥀🐇
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恵美まどか
恵美まどか
司波仁
事件現場で顔を合わせて早々、これだ。 僕は目の前の後輩に、呆れたため息をついた。 序列21位・ホークアイズの名探偵、司波仁。 頭が切れることは認めている。推理力も、観察眼も、同年代の探偵とは一線を画しているだろう。 ただし、性格には少々……いや、かなり問題がある。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
まったく。 一言返せば、必ず二言は返ってくる。 ずっと変わらない、生意気な後輩だ。
―――けれど。
恵美まどか
ふと、違和感を覚えた。 いつもなら、こちらを真っ直ぐ見据えて言い返してくるはずの彼が、今日はどこか視線を逸らしている。 それに、妙に口数が少ない。
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
即答。 ……怪しい。 けれど、今は捜査の最中だ。 僕はそれ以上追及せず、ひとまず事件に集中することにした。
ー ☆ ー ☆ ー ☆ ー
事件が解決したのは、それから二時間ほど経った頃だった。 関係者への説明を終え、僕が建物の外へ出たとき。
恵美まどか
少し離れた壁際で、司波仁が立ち止まっていた。 片手を壁につき、俯いている。
恵美まどか
声をかけると、彼はゆっくり顔を上げた。
司波仁
恵美まどか
司波仁
言いかけて、彼が口を閉じる。 その身体が、ぐらりと傾いた。
恵美まどか
咄嗟に腕を伸ばす。 倒れかけた身体を支えた瞬間、僕は思わず息を呑んだ。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
思わず声が大きくなった。 彼は驚いたように僕を見上げ、それから、気まずそうに目を伏せる。
司波仁
……ああ。 そんな顔をするんだ。 いつも憎たらしいくらい強気な後輩が、今は僕の腕に体重を預けることさえ、ためらっている。
恵美まどか
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
恵美まどか
しばらくして。
司波仁
小さな返事が返ってきた。
近くの医療機関で診察を受けたあと、僕は休んでいる司波仁のそばにいた。
ホークアイズには連絡してある。
迎えが来るまでの間、僕が付き添うことになった。
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
思わず呆れる。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
妙に素直だ。
熱のせいだろうか。
普段なら絶対に聞けないような返事に、少し調子が狂う。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
返事がない。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
どうやら、答えは聞くまでもないらしい。
恵美まどか
司波仁
ぽつりと、彼が呟いた。
司波仁
その声は、ひどく小さかった。
僕は何も言わず、続きを待った。
司波仁
恵美まどか
司波仁
途中で言葉が途切れる。
彼は目を閉じた。
司波仁
それは、あまりにも静かな弱音だった。
普段の司波仁からは、想像もつかないほどに。
恵美まどか
僕は椅子を少し近づけた。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
彼の声には、いつもの棘がない。
恵美まどか
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
彼は何も答えなかった。
ただ、布団の端を握っていた手から、ゆっくり力が抜けていった。
ー ☆ ー ☆ ー ☆ ー
司波仁
しばらくして、眠そうな声が聞こえた。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
ふ、と。 司波仁が小さく笑った。
それは、いつもの笑みとは違っていた。
どこか安心したような、年相応の笑顔だった。
司波仁
恵美まどか
司波仁
一瞬、聞き間違えたかと思った。
恵美まどか
司波仁
彼は顔を背ける。 耳まで赤いのは、きっと熱のせいだ。
……たぶん。
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
司波仁
恵美まどか
椅子に深く座り直す。
恵美まどか
司波仁
それきり、彼は静かになった。 やがて聞こえてきたのは、規則正しい寝息。 僕はその寝顔を見つめながら、小さく息を吐いた。
まったく。 本当に、手のかかる後輩だ。 ……さて。 ホークアイズからの連絡を確認しようと、僕が立ち上がりかけた、そのときだった。
くい、と。 何かが、服を引っ張った。
恵美まどか
視線を落とす。
僕の上着の裾を、司波仁の指先がつかんでいた。
恵美まどか
返事はない。 目を閉じたまま、彼は小さく身じろぎする。
司波仁
かすれた寝言。 僕は思わず動きを止めた。
司波仁
恵美まどか
普段はあれだけ強がって、誰の助けも必要ないような顔をしているくせに。 眠っているときくらい、素直になるんだな。
恵美まどか
恵美まどか
そう言っても、彼の指は裾を離さない。
僕はしばらく、その手を見つめていた。
恵美まどか
返事がないことを確かめてから、そっと呟く。
恵美まどか
なのに。 どうしてだろう。 今はその手を、振りほどく気になれなかった。
恵美まどか
眠っている彼に、もう一度告げる。
恵美まどか
すると、裾をつかむ指先から、ほんの少しだけ力が抜けた。 安心したのだろうか。 彼の表情は、先ほどよりもずっと穏やかだった。 僕はその寝顔を見つめたまま、静かに笑った。
恵美まどか
迎えが来るまで、もう少し。
この生意気な後輩の、先輩でいてあげよう。
コメント
1件
うわあああ〜〜〜!😭💕💕 この二人、めっちゃいいですね!!普段はバチバチに喧嘩してるのに、先輩が熱で倒れた後輩を支える流れが尊すぎる…!! 「二回も言わせんな」とか言いながら『もう少しここにいろよ』って甘えてくる仁くん、完全にツンデレでは?!?! しかも寝てるときに裾つかんで「いく、な」って…ずるすぎるだろ!!😭💔 まどか先輩の「行かないよ」が優しすぎて、こっちまで泣きそうになった…。 この先輩後輩の距離感、たまらん…もっと読みたいです!!🌸✨