1話 -出会い-
優月
父
優月
父
僕は、要らないのかな。
優月
お母さんとお父さんがリコンして、
優しかったお姉ちゃんは お母さんと一緒に行っちゃった。
それから…毎日毎日、殴られて
誰も助けてくれる人がいない
父
優月
両手の爪は全部剥がされて
全身痣や切り傷ばかり
着れる服もあんまりない。
優月
もう、こんなところ居たくない。
午後 22:37
お父さんが寝た
優月
優月
僕は初めて外に出た。
靴も履かずに
優月
僕は知らない道を歩く
駿
ヤンキー
俺は前からきた奴にぶつかりかけた
だから避けた。
駿
でも、ぶつかってこられた。
ヤンキー
駿
ヤンキー
…なんだよこいつ、逆ギレかよ
駿
ヤンキー
駿
ヤンキー
駿
ヤンキー
俺はいつの間にか、 そいつの顔を殴っていた
ヤンキー
駿
駿
手につけていた指輪が鼻にあたり 相当痛がっていた。
優月
優月
僕はお腹が減って動けなくなって 端に座り込んだ。
沢山の人が目の前を通り過ぎて 変な事を言われる
A
B
優月
僕は怖くなりうずくまる
僕のお腹の音がなる。
優月
すると誰かが僕の前に立ち止まった。
僕は顔を上げると、 その人はとても大きな人だった
その人は僕の前にしゃがんで 僕の顔を覗き込んできた。
優月
その人は、ちょっと怖かった
前髪が長くて、ピアスがついてて 首にお花みたいな模様があって、
駿
優月
その人は、メロンパンをくれた
優月
メロンパンは、お姉ちゃんが食べてた。
よく分けてもらってたことを思い出した
優月
駿
男の人の優しい声…
僕はメロンパンを食べながら答える
優月
駿
お兄さんは僕の隣に座った。
駿
お兄さんはタバコをつけながら言った
優月
優月
駿
優月
優月
駿
優月
優月
駿
優月
僕はメロンパンを食べ終わった。
優月
駿
優月
駿
優月
駿
お兄さんは僕の指を見る
優月
駿
お兄さんは立って、すたすた歩いていく 僕はその後ろを慌ててついて行く
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