あれ…、 さっきまで外明るかったのに…もう暗い…。
時刻は…7時32分。
ジミナ…
今ジミナ何してるんだろう…。
あれから僕は、 抱きついてきたジョングガを…、 罵って…どけて…、 それから僕は走って自分の部屋に駆け込んで鍵かけて…、 閉じこもった…。
別に罵ることなんてしなくてよかったのに、 どうして罵ってしまったんだと後悔した。
…でも…、 しょうがなかったんだ…、 怖かったんだよ…。
そうでもしないと…、 ひどいことしないとジョングガは離れてくれそうになかったから…。
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いきなり自分へと怒りが込み上げてきた。
その怒りが収まらなくて物に当たってしまい 鏡、 机に飾っていたグクとのお揃いの小物も、 そしては僕とジョングガのツーショットの写真立ても…、 地面にたたきつけて壊してしまった。
そしてついに、 今もずっと離さず見につけていた、 一番大切にしていたグクからの初めのプレゼント、 星型のネックレスを乱暴に首から外し、
ゴミ箱に投げ捨てた。
グクからもらったもの全部…、 ゴミ箱に捨てた。
ピアスとか時計とか、 お揃いのものも。
全部…。
………、 ごめんジョングガ……。
__ピコンッ。
とその時、 スマホに一つの通知が少し冷静になった、 僕の元へと届いた。
なんだろう…。
ニュース…かな?
僕はそうだと思い、 ポケットに入れたままだったスマホを取り出して通知を覗いて見た。
…ジミナからだ。
そういえば玄関でまた連絡するってジミナがいってたっけ…。
……っジミナに会いたい
自分勝手だけど…っ
やっぱり…この家にいたくないよ…
JIMIN
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JIMIN
JIMIN
JIMIN
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JIMIN
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JIMIN
JIMIN
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JIMIN
JIMIN
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それからジミナからの返信は来なかった。
それから僕はジミナのトーク画面を閉じスマホを握りながら、 ベッドにうつむせになった。
ごめんね…、 ジミナ…、 帰ったばかりなのに会いたいなんかワガママって…。
でも…、 でもね…
僕… もう本当に辛くて…。
ジョングガ以外の人と一緒にいないと…不安で…
っ…
僕はジミナにばっかり迷惑かけているせいで、 罪悪感がいっせいに僕を襲い始めた。
その他にも、 悔しさとか、 悲しさとか、 寂しさとか、 不安な気持ちとか、 我慢していた分のいろんな感情がいっせいに溢れだしてきて、
ついに僕は、 声を荒げて泣いてしまった。
男なのに恥ずかしい…。
そう思って泣き止もうとすればするほど余計に涙は溢れ出してきて、 もうどうすることもできない僕は、
ジミナに謝ることしかできなかった。
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謝っても許されるだろうか。
わからない、 許されないかもしれない。
だけど…、 だけど謝らなきゃ…
ジョングガと僕がカップルになるように苦労して…仕向けてくれたのに…っ、 ジョングガが浮気して…関係が壊れて…っ
僕のワガママにもつきあってくれて…
僕は…なんにもジミナにしてあげられないのに…、 ありがとう…
そして…
ごめんなさい
ってちゃんと本人の目の前でこう言わなきゃ…、 伝えなきゃ…っ
と、 そう強く思った瞬間、 ちょうどよく今インターホンがなった気がした。
気がしたというか、 聞こえていたけど音が小さくて本当になったのか分からない。
コメント
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はやくつづきみたすぎますすすす爆笑
続きみたい!
あああぁぁぁもう本当に最高で最高です。はい好きです どのお話も大好きです♡