ないちゃんが、ifくんのお見舞いから帰ってきた
今しかないと、僕は密かに覚悟を決める
H.
H.
返事はない……、
大丈夫、分かりきったことだ……
傷ついてなんかいない、大丈夫
まるで、呪いのように大丈夫と繰り返す
N.
唯一、ないちゃんだけが反応してくれた
それだけが、救いだった
H.
そう、話を切り出す
声が震えてしまわないように、
いつもよりゆっくり話した
H.
H.
あぁ、この続き言いたくないなぁ
でも、メンバーを守るために言うしかない
言わなきゃいけないんだ
だから、決心が変わってしまわないように
勢いに任せ一気に伝えた
H.
N.
Y.
予想通りの反応だった
R.
そう言いながら近ずいてくるりうちゃん
ドッキリだよ〜!びっくりした?って言えたら
どれだけ楽だっただろう
でも、そんなことするわけには、いかない……
目を瞑れば、あいつの声が鮮明に脳裏に蘇った
❓❓
❓❓
あいつはとても、愉しそうな笑みを浮かべていた
こいつの提案は
"メンバーに嫌われろ" というもの
嫌だった、どうしても……そんなことしたくなかった、
でも、こいつの提案を受け入れないと
次は他のメンバーがこいつに刺されるかもしれない
いやもっと、酷いことをされるかもしれない……
僕のせいで、みんなが傷つく姿は見たくない
だから、僕は嫌われるしかない
何よりも大切で嫌われたくなかった人達に。
でも "大丈夫" 僕なら出来る
覚悟を決め、近づいてくるりうちゃんを
強く、押し倒した
バランスを崩して倒れた、りうちゃんに
H.
と、叫ぶように吐き捨てる
"違う!!そんなこと思っていない"
もう1人の自分が、心の中で微かな悲鳴をあげる
でも、そんなもう1人の僕を無視して喋り続ける
H.
H.
そう言って僕は右手を振りかぶった
H.
僕が右手を振り下ろさば、
大きな音がなり、りうちゃんの頬が赤く腫れた
形のいい唇にじわりと血が滲んでく
H.
ごめんね、ごめん、ごめんなさい、、ごめんなさい
りうちゃん、、みんな……
苦しくて、息が詰まりそうになる
H.
あいつに締められた首の痕がまた痛んだ気がした
リリン
リリン
リリン
リリン
リリン
𝐧𝐞𝐱𝐭…♡800
コメント
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い!?一時間筋トレえええええええええ!? それはきついって! 体調不良なってない? ダイジョーブ!?
悲しい(´;ω;`)