歌パロ

ドラマを見るのが好きだった

甘い

ハッピーエンドに浸っては 寝るのが好きだった

あどから差し込む 光と そよ風が

朝を教えた

布団のなかさえ 冷めていた朝に

誰にも会いたくなくなって

　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　太陽を睨んでいた

結露越しの街に 白い翼を見た

その四肢を見た

間違いなくあなたは

甘いエンジェルヘイロー

仰いだ 　　　　哀れなサクリファイス

幸福の 　　定義さえ

覆すほどに

綺麗だ

その 瞳に

全てを 奪われた

嫌んになったの

今はひたすらあなたを

もっと

もうちょっといたいな　　　　　　　　　　　　　　

思った

暗いほうは見ないで抱きしめた

間奏曲

ドラマを見るのが好きだった

甘い

ハッピーエンドに浸っては眠るのが好きだった

窓から差し込む 光と そよ風が

朝を教えた

此処に無いもの

此処に居ない人

凍った床のワンルームから

連れ出してくれたら

甘いエンジェルヘイロー

噛んだ

憐れ

アノニマス

幸福の

定義さえ覆える

程に

薬漬でも構わない

夢を見たいだけだ

嫌んなったの全部

ひたすらあなたと

もっと

もうちょっと居たいな

って思った

暗いほうは　　　　見ないで

キスを　　　したのさ

間違いなく あなたは

私の天使だった

光　差す　バルコニーから

手を伸ばした

掴んだんだ、

確かに

今際の際にて

とろけた哀れなサクリファイス

幸福の 　　　　　　定義さえ

覆るような

綺麗な瞳に

全てを奪われたんだ

嫌んなったの全部

今はあなたとひたすら

って笑った

暗いほうは見ないで飛んでいくのさ