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注意 ※VVT様のnmmn二次創作です ※ご本人様方とは一切関係ございません ※公の場での公開、共有等はおやめください
nk×kn 半分こ
星野
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彼はメニューを見て、パンケーキにアイストッピング、チョコムースに少しのドリンクを頼もうかと悩んでいた。
デートのついでにふらっと立ち寄っただけなのに、珍しく軽食とは思えない量を食べようとしている。
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正直今は彼ほどお腹が空いていなかった、というのが本音である。
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彼は少し悩んでから、さりげなく言った。
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唐突に言われたものだから少し体が固まる。
目の前で彼は俺の答えが出るまでずっと見つめてきた。
…恋人ではある。でも、雰囲気はなんとなく親友に近かった。
親友でも食べ物のシェアはするし、実際やっていたのだが恋人同士だと考えるとどうしても意識してしまう。
…前まで平気でやっていたことができなくなるとは、思ってもいなかった。
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彼の顔が、いつのまにか目と鼻の先に来ていた。
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嬉しそうにはにかんで、すぐに店員を呼んでいた。 先ほどよりも増えたトッピング内容を聞いているだけで胃もたれしそうだった。
…恐らく、これが狙いだったのだろう。
少し悔しくなりながら、俺も自分の注文を伝えた。
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店員がコーヒーとドリンク、プリンとムースを運んできた。
彼は目をキラキラさせ、早速スプーンを手に取った。
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俺はそれを少し砂糖を入れたコーヒーを飲みながら見ていた。
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嬉しそうに食べている彼を見ていると自分も腹が減り、静かにスプーンを手に取った。
一口分掬うだけで、滑らかな質感を感じられた。
ゆっくりと口に運び、静かに咀嚼した。
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前のめりになって聞いてくるあたり、俺のプリンに興味津々な様子。
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彼はプリンを一口大掬って食べると、ぱあっと顔が明るくなった。
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食に対して無関心な彼が、無邪気に甘みを摂取しているのを見るだけで無意識に口元が緩んだ。
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そう言い自分の注文したものを指差す。
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一口分にしては少し少ない分を貰い、口に通す。
少し甘いチョコレートと、ほろ苦いコーヒーの味が舌を包んだ。
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何故か誇らしげな顔をしていた。
しばらく手元にある味を、2人で楽しんだ。
お待たせしました、という声と共にパンケーキが運ばれてきた。
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そのパンケーキは俺の想像を遥かに超える大きさだった。
満遍なく広がった粉砂糖、頂点から流れ出すチョコシロップ、そしてそれに追い打ちをかけるかのようなバニラアイス…
彼はこれを1人で食べ切ろうとしていたのかと考えると、少し鳥肌がたった。
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笑って誤魔化していたが、おそらくその笑みは引き攣っていただろう。
彼はニコニコとナイフを手に取り、一口目を口に入れた。
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今までに見たことがないくらいの笑顔だった。
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コーヒーを啜りながら、その様子を見ていた。
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目の前を見ると、彼はフォークに刺さったパンケーキを俺に差し出していた。
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予想外すぎて、彼の顔とフォークの先を交互に見ていた。
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手元に置いていたはずのナイフとフォークは、いつのまにか彼の手の中にあった。
…どうやら諦めるしかないらしい。
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彼のちょっとした圧に負けて、俺は口を開けた。
目の前を見るのは恥ずかしかったので、目を閉じた。
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口の中で少しずつ咀嚼する。
ふわふわとした生地に、バニラアイスの優しい甘さとチョコレートのほろ苦い甘さが絡んでいた。
美味しいは美味しいのだが、それよりもこの状況に耐えられなくて何も言えなかった。
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彼は目の前でニヤッと笑って言った。
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その言葉を聞いた瞬間に、耳元が熱を帯びた。
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俺を少し見てから、彼はまた自分の分を切り分けて食べ進めた。
いつの間にか自分の分のフォークとナイフも戻ってきていて、でもそれを手に取る気にはならなかった。
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きょとんとした顔で俺に問いかけてくる。
俺は彼の持っているフォークに刺さったパンケーキを強引に口に入れた。
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恥ずかしくなりながらも、俺は彼の目を見つめた。彼は少し動揺していた。
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舌に残ったやけに甘い味を、コーヒーで流し込んだ。
彼を見ると、フォークを見てからこちらを見てまたニヤッと笑っていた。
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フォークの先端をこちらに向け、彼は目を細めた。
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俺は何も言わずに、口を開けた。
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彼は微笑んで、一口分切り分けて俺に差し出した。
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