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テラーノベル(Teller Novel)

冬弥

…と

冬弥

彰人!

彰人

はッ!?

冬弥

大丈夫か?

彰人

…夢…か??

冬弥

夢?何言っ!?

ぎゅっ

彰人

無事で良かったっ

冬弥

???

にゃー

彰人

!?

冬弥

あ、猫か…(撫でようとする)

彰人

(冬弥の手を掴む)

冬弥

??

彰人

もう帰ろうぜ

冬弥

?…あぁ

冬弥の手を力ずよく引っ張った

なんとなく嫌な予感がしたからだ

正夢になんてならない

そう信じながら

俺は冬弥の手を掴みながら

歩道橋を渡った

冬弥

っ…

彰人

早くっ帰らないと

冬弥

しつこいぞ!彰人!

ばっ

冬弥が手を振りはらった

そして

俺の横を走って通りすぎた

彰人

……!

冬弥は歩道橋を走って降りる

俺は追うのを諦めそんな冬弥を

見送った

考えて見れば

正夢だとか馬鹿らしい

そんなものある訳な

彰人

!?

目の前の状況が理解できない

冬弥の真上に大量の鉄柱が

迫っている

彰人

冬弥っっ

俺は走った。

これまでにないくらい走った

彰人

…冬弥

冬弥

……

冬弥

ざまぁみろよ

彰人

…え?

冬弥はそれと同時に鉄柱にのみこまれた

彰人

あ…ぁ

カゲロウ?

……

彰人

なんなんだよお前っさっきから

彰人

お前のせいかっ!?

俺は陽炎にむかって飛びかかった

はずだった

俺に迫ってくるのは地面だった

まぁ

当然だろう。

カゲロウに触れる事なんてできない

彰人

いっっ…

顔面をぶつけ思わず顔を抑える

顔を押えながらカゲロウを見上げた

そのカゲロウの顔は

俺のよく知る人の顔だった

彰人

なんで…

彰人

どうしてお前が

司センパイ

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