コメント
4件
まさかのともさんとぺんちゃんまで…… ハクアお姉ちゃん優しいなぁ…… 家族愛素敵…… おばあちゃん……おばあちゃん強い() ……戻れるのは1人……どうなっちゃうの……それに世界を巻き込む大事件……!?
ぴくと
琴
ぴくと
俺は、鈴菜を放って置いておばあちゃん家に向かう。多分、鈴菜なら……と言い聞かせているが、流石に心配な俺。
だが、先輩が俺に重要な任務を任されている…と、考えればやる気は入る。俺が弟子入りしたいくらいに信じている鈴菜だ。大丈夫…
とも
ぴくと
とも
ぴくと
急に声色を変えるともさんに俺は背筋が一瞬凍る。ともさんの方をチラッと見ると、そこには真面目な顔付きをしたともさんが居た。
見た目は自分より小さく、笑顔で可愛い子供なのに、俺は俺よりでかい大きなクマに出会ったような緊張感が感じられる。ともさんは少し悲しげな声で言った。
とも
とも
とも
とも
ぴくと
余りにも残酷な話に俺は黙りこんで聞いてしまう。「戦争に"行ったでしょ?"」と言うことは、俺達が争ったことも、アイツらの所に俺が居たことももしかしたら知っていた…?
そう考えると、ともさんは、精神年齢が小さい男の子はどんな思いをして聞いていたんだろう。どんな思いをして、現実と向き合ったんだろう
そう考えれば考えるほど、胸糞悪い現実が心を痛め付ける。どうにか、救ってあげれないのかな。なんて、思う俺は、気付けばおばあちゃん家の家の前に立っていた。
ぴくと
とも
空気が静まり返った中、俺はおばあちゃん家のドアをノックした。
ぴくと
とも
暇そうなともさんは俺の携帯を受け取ってしょぼしょぼと隣の部屋に行く。暫くの沈黙が続く中、俺は覚悟を決めておばあちゃんに向き合った。
ぴくと
おばあちゃん
一瞬で見抜くおばあちゃんに俺は再度背筋が凍る。おばあちゃんは普通の事の様を言った様に驚いたり、呆れた様にも何もせず、ただ俺を見つめる。
ぴくと
おばあちゃん
凄い。と言いきれないほどこの人は凄い人なんだなと分かる。 まぁ、それならそうと話が早い。俺は、おばあちゃんに戻りたい事を伝えた。 _が
おばあちゃん
ぴくと
おばあちゃん
ぴくと
ぴくと
おばあちゃんはそう言うと何かを俺に投げる。だが、それに気付いた時にはおばあちゃんの投げた"ナイフ"は俺の左側の髪の毛を少し掠め、壁にめり込む。
瞬時に理解出来ないこの事態に俺は足が竦む。明らかに相手は俺より、鈴菜より強い。おばあちゃんは俺の反応を見てか、煽るように笑う。
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃんはそう言って神社の仕事に戻る。鈴菜と俺が協力して、おばあちゃんを倒せるか……?有り得ない、気がする。
屈辱的な悔しみに俺は強く唇を噛む。俺は拳を強く握り締めて集中してどうすれば勝つか、考えた。 _と、その時、和室の戸が開いた。
とも
鈴菜
ハクア?
少し寂しげに言うお姉ちゃん?は私を心配させない為か、笑顔を此方に見せる。その笑顔は辛そうな笑顔で見てるだけで自分は辛くなる。
お姉ちゃんは暫く私の頭をわしゃわしゃしたり、頬に手を当てたり。ひんやりとした手が私の頬に当たった時、冷たい筈なのに何故か暖かく感じた。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
白鴉お姉ちゃんは腕を組んで後ろを振り返る。私もそれにつれて視線を向けると、そこには "ぺい兄が居た"
ぺいんと
朱音白鴉(アカネ ハクア)
ぺいんと
2人の言い争いに着いて行けない私は、呆然と立ち尽くす。それにぺい兄が気付いて「ごめんごめん!!」と照れるように謝る。カップルかよ…
ぺいんと
鈴菜
鈴菜
理解するのに約7秒間。結論、は? いきなりのカミングアウトに私は脳内が完全にごちゃ混ぜになる。白鴉はぺい兄の頭を叩いて私に説明をする。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
_どうやら、ぺい兄が白鴉お姉ちゃんの兄だって事に気付いたのは最近らしく、最初から知っていたのは私、鈴菜だけだったらしい。
私の存在に気付いた場面はぴくとがあっち側に行った時。胸糞悪い事件の奴だ。あっち側について2日目に白鴉お姉ちゃんとぴくとが2人っきりになった時にぴくとから話したらしい。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
ぺいんと 鈴菜
息ぴったりなツッコミに白鴉お姉ちゃんは(´>ω∂`)という顔をする。流石のお姉ちゃんでも、怒りが達しそう。お姉ちゃんじゃなければ、殺してたからね?^^*
そして、私が転生する前、1年前に白鴉お姉ちゃんはこの世界に居たらしく、wrwrd軍の皆はお姉ちゃんがいた時からこの世界に居たらしい。お姉ちゃんは、私がwrwrd軍に「無能」と呼ばれていたのが知っていたから。
私は正直言って白鴉お姉ちゃんは私が生まれる前に死んでいたから、私は記憶が無いんだって思ってたけど…… 私は、白鴉お姉ちゃんに向き合ってそれを聞いてみる事にした。
鈴菜
朱音白鴉(アカネ ハクア)
少し肩を窄めて話す白鴉お姉ちゃんに少し申し訳なく感じるが、4歳なら、何故私は覚えていない…?そして何故wrwrd軍の存在を…?
鈴菜
朱音白鴉(アカネ ハクア)
少し真剣な眼差しで私を見つめる白鴉お姉ちゃんに私は唾を飲み込んで真剣に聞く。白鴉お姉ちゃんは私の真剣差を確認して、話し始めた。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
虐待……と言えば、お母さんの事だろう。「朱音家として強くない」そんな理由だけで白鴉お姉ちゃんを虐待した…そう、嫌と言っても考えてしまって、怒りが溜まる。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
白鴉お姉ちゃんが言いかけた時、ぺい兄が私に聞こえない声で話し合う。それだけ…嫌な事だって事?「聞いてはいけない」という思考が頭の中で考えられる。私は問おうとした口を結んで黙り込む。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
鈴菜
白鴉お姉ちゃんが凄く悲しそうな声で呟く。自分自身も悲しげな気分になるのを抑えて私は白鴉お姉ちゃんに続きを求める。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
と、何も悲しんでないように聞こえるが、微かにトラウマを思い出したような顔をしている。私の勘は、1度も外れたことの無いからね。
鈴菜
朱音白鴉(アカネ ハクア)
鈴菜
纏めると…… 白鴉お姉ちゃんは「未来予知」の能力持ちでお母さんに虐待を受けていて私が4歳の頃に軍によって死んだ。転生して生活を送り続けて居た。
そして、私を無能呼びしていたwrwrd軍そっくりの人を見て、この人も転生者と勘違い?して攻撃をする。そして今の状況……と。 私は1つの疑問が浮かんで白鴉お姉ちゃんに聞く。
鈴菜
朱音白鴉(アカネ ハクア)
反応を聞く限り、白鴉お姉ちゃんは何故か過去は消えないらしい。何故かはよく分からないが、なにか特別な物があるんだろうか、と勝手な想像をしていた。
朱音白鴉(アカネ ハクア)
鈴菜
ぺいんと
成程…と少し納得するが、同時に少しイラつきもある。どうして言わなかったの……って
鈴菜
ぺいんと
鈴菜
ぺいんと
私が怒っているのをただ2人は笑う。ぺい兄の言葉を予想してしまったが、「妹って可愛いからさ」なんて言ったら潰すからな
ぺいんと
鈴菜
言ったそばから言ったよコイツ 私は無言で水魔法を発動させながらニコニコとぺい兄に近付いて行く。ま、この後楽しみにしててね^^*
朱音白鴉(アカネ ハクア)
かっ…彼氏って……と、少し戸惑いながらも私はぺい兄と白鴉お姉ちゃんと別れる。ぴくとには伝えて良いって言われてるし、早く伝えないとな
とも
ぴくと
とも
ぴくと
ともさんの姿は変わらない、小さい子供姿。なのに、俺の事を"ぴくとさん"と呼んだ。そんなの、まるで……
とも
ぴくと
とも
ぴくと
とも
…まるで、あの時の…前世のともさんの様な…… 俺は暫く戸惑っていると、ともさんが意地悪そうに笑う。
とも
ぴくと
敬語に話すともさんに釣られて俺も敬語で話して笑う。このテンションは…あの時の、ともさんだ。俺は立ち上がってともさんに問う。
ぴくと
とも
ぴくと
とも
ぴくと
俺は何時もと変わらないともさんに呆れ、肩を窄める。もう少し早く教えて欲しかったなぁ…と思いながらも俺はともさんの身にあったことを説明してもらった。
とも
何とか思い出しているのか、「うーんうーん」と何度も言っている。少し子供らしくて笑居そうになるが、何とか堪えてともさんの話の続きを聞いた。
とも
とも
ぴくと
恐らく、最初の時の事だろう。あの時は「寝ぼけてる」って嘘をついて何とか通せたと思ったけど…ともさんには、最初からバレてたって訳だ。俺はともさんの手の上で踊らされてたという現実を知らされて肩を落とした。
とも
ぴくと
とも
とも
それは全然言わなかったともさんのせいですよ…と、ともさんに心の中でつっこむ。ま、ショタになったのは腹黒だからその罰じゃないですかn((((((
とも
ぴくと
とも
ぴくと
ハクア……って…… 俺は少し絶句しつつも何とか記憶を思い出す。確か、これは俺が操られていた時の話…… …そうだ。X市のリーダー!俺はハッとして、ともさんの方にナイフをむける。
もしかしたら、ともさんは元々あっち側で、相手側は転生者な事を知っていて嘘をついているのかも……昔情報屋だった俺の勘が久しぶりに芽生える。ともさんは「違う違う!!」と焦る
とも
ぴくと
とも
ぴくと
とも
ともさんは少し視線を逸らして焦る。ほらやっぱり、そうなんじゃないの???と心の中で煽りながら俺は更に警戒する…が、ともさんは考えるのが面倒になったのか、「あーもう!!」とヤケクソで俺に言う。
とも
ぴくと
ぴくと
俺は目を丸くして、ただ唖然とした表情でともさんを見つめていた。ともさんがすこし焦りながら、説明しようとしたと同時に、ともさんと俺の二人でいた部屋の戸が開く。2人はそっちに向くと、そこには鈴菜が居た
ぴくと
鈴菜
鈴菜
心配で思わず俺は鈴菜を抱く。鈴菜は少し引き気味で俺を離す。ちょっと悲しい。ともさんの方をちらりと見ると、此方も引いている。おい。
とも
明らかに笑いを堪えようとしているともさんは、子供の振りをして鈴菜と会話を続ける。俺も笑いそう。
鈴菜
とも
鈴菜
とも
ぴくと
とも
ぴくと
鈴菜
堪えきれなかったともさんは爆笑する。俺もそれに連られて笑う。鈴菜は俺とともさんを交互に見て困惑しており、案外珍しい一面が見れて面白い。
ぴくと
とも
とも
鈴菜
とも
鈴菜
鈴菜
鈴菜
驚きのあまり、尻もちを着く鈴菜に笑う。俺はそんなんで尻もちなんて着くわけないけどね〜w(フラグ)
鈴菜
ぴくと
とも
とも&ぴくと
俺とともさんは驚き、尻もちを着く。見事なフラグ回収に俺は少し顔が熱くなるのが分かる。
鈴菜
とも
ぴくと
3人がキレ気味に言い争っている中、鈴菜が開けっ放しにした部屋の戸から、落ち着いたような、少し怒ってるような声が聞こえる。俺はそっちの方向を向いて唾を飲み込んだ。
おばあちゃん
鈴菜
おばあちゃん
鈴菜
鈴菜は俺の方を見る。俺は、「そういう事」と、表すように頷いて目を背ける。…これから、地獄なゲームが始まるかもしれない。そんな緊張感が俺の精神を攻める。
おばあちゃん
とも
おばあちゃんに寄り添うショタの振りをしたともさん。おばあちゃんはそんなともさんを蹴り飛ばす。おばあちゃんはともさんが転生者な事もお見通し…という事が、瞬時に理解した。
とも
おばあちゃん
少し口調の変わったおばあちゃんの瞳は少し、俺達に殺意を向けているのを宣言しているみたいで気が抜けたら一瞬で記憶が飛びそう。それぐらいの圧がかかっているおばあちゃんに俺は少しだけ尊敬した
すげぇな……って。 この世の者じゃないみたいで。
ぴくと
おばあちゃん
おばあちゃん
_急な静寂が訪れる部屋。おばあちゃんのその一言で俺の心臓の鼓動は跳ね上がるように大きく聞こえる。ちらりと見ると、2人は完全に、脳がシャットダウンしているような表情でただおばあちゃんを見つめていた。
おばあちゃん
おばあちゃん
大きな事件が起こるまでは、誰が戻るか決めろ……という事なのか。俺は色々、考える。誰が戻れば……
鈴菜
おばあちゃん
口を開いた鈴菜は笑顔でおばあちゃんに言う。その笑顔は作り笑顔なのか、本当の笑顔なのかは分からない。俺とともさんは鈴菜に強引に引っ張られ、この神社を去った。
おばあちゃん
おばあちゃん?