青黄
俳優×俳優
…、これで、「はいゆう」って 読むんだね、←漢字弱者
一昨日ぶりのスタジオに 足を踏み入れる、
青
いつも通り僕が入ると、 スタジオが騒ぎ出す、
青さん入りまーす、!
そんな声がスタジオ中に 響き渡る、
マネージャー
青
今日は新しく始まるドラマの 撮影の説明がある、
僕の苦手な分野の BLドラマだ、
攻めや、受けは、自分達で 決めてもいいらしく、
毎回何故か僕は受けをやらされる、
とは言っても、下手くそな奴は 僕が監督にお願いして、 受けにさせるけど、
そんな事を考えていると、 また張った声が響く、
黄さん入りまーす、!
そう、今回の相手は、 今大ブレイク中の「黄さん」だ、 恋愛ドラマから刑事ドラマまで 何でもこなせる、今話題の俳優だ、
マネージャー
青
黄
いただく黄と申します、
黄
青
初めて会った、
でも、勿論、ドラマの時の黄さんとは 違うのは一目瞭然だった、
スンとした表情、いつも見ていた 黄さんとは違い、
声に笑顔の張りも無い、
青
青
黄
黄
明るくしろ、と、伝えたいのに、 冷たく返されてしまう、
スタジオの雰囲気が 重くなっているのが分かる、
青
青と申します、
青
僕が明るい表情を見せると、 スタジオのマネージャー達が ホッっとしたような表情をしたのが 手に取るように分かる、
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
青
黄
彼が大人しそうに口を開く
マネージャー
黄
マネージャー
黄
黄
黄
マネージャー
教えていただくと、いいかも知れません
青
思わず口に出してしまう、
マネージャー
このマネージャーは 僕は初の為、結構戸惑っているようだ、
青
マネージャー
そして、数秒間、 シーンとした空気が流れる、
その空気を変えるかのように、 彼が呟いた、
黄
マネージャー
マネージャー
そういい、マネージャーは 僕まで連れて、 楽屋へ向かった、
マネージャー
黄さんは驚いた表情で マネージャーを見る、
青
するとマネージャーは 焦りながら
マネージャー
マネージャー
そう、言い訳のように ボソボソと言った、
青
黄さんは、、?
黄
黄
ガチャっと、音をたて、 マネージャーは出て行った、
さっきから黄さんが 周りをチラチラと見ている、
青
黄
青
焦っている所が さっきとは別人の様に可愛らしくて つい笑ってしまう、
黄
青
黄
青
数秒間、沈黙が続き、 僕は口を開いた、
青
黄
彼は不思議そうに 僕を見つめる、
青
青
すると、彼の表情は一瞬で 明るくなり、
黄
黄
青
黄
青
青
黄
青
青
黄
黄
黄
青
青
黄
青
黄
青
黄
青
青
黄
この数分間で、良く感情豊かに なったな、と、思いながら 僕達はスタジオを出た、
黄
黄
青
黄
青
黄
青
黄
最終電車の音が鳴り響く、
青
黄
黄
青
青
黄
彼が腕時計を見る、
黄
青
黄
青
青
黄
彼の足が止まる、
黄
黄
奢ってくれましたし、……
青
青
黄
黄
青
黄
黄
黄
青
黄
黄
青
青
黄
青
黄
青
数十分後、リビングの戸が開く
黄
貸した服は思った以上に ブカブカで、肩が見えていた、
青
黄
青
黄
黄
青
青
黄
黄
彼は僕を笑顔で見届けた、
ガチャっと、リビングの戸を開ける、
黄
青
黄
彼は僕の服の裾を掴み、
黄
黄
彼は無意識なのか意識しているのか、 分からないが、上目遣いで僕に言う
今まで黙っていたが、僕の理性は 限界を達していた、
青
黄
僕は彼を連れて、 寝室へと向かった、
ドサッ
ベットに着くと同時に 彼をベットに押し倒す
黄
僕は彼に顔を近ずけ、
青
と、囁く
すると彼は顔を真っ赤にし、 視線を逸らす、
黄
青
青
青
ドラマという言葉を発した瞬間 彼の体がピクンッと跳ね、
黄
黄
彼は僕の服の襟を掴む、
黄
僕は獲物を見るかのように 彼を見つめ、
青
黄
彼はコクンと頷き、 僕は彼を汚した、
くりぃむ。
くりぃむ。
くりぃむ。
くりぃむ。
くりぃむ。