紗良
あのね
紗良
ミユ、私達に仕返し計画を立てているみたい
凛々奈
はぁ?
凛々奈
意味わかんないし
紗良
私も聞いた話だからよくわからないんだけど
紗良
夏休み明けに実行らしいよ?
凛々奈
いや、別にたいしたことなんかないっしょ。
凛々奈
あんな奴からの仕返しなんて
紗良
いや、そうでもないらしいよ?
紗良
私達を見返すために約2ヶ月前から計画をたてているだとか…
凛々奈
ふーん
紗良
(大丈夫かな?)
凛々奈
でさ、どんな仕返しなの?
紗良
ごめん、それはわかんないかも
紗良
(正直、私、いじめ得意じゃないんだよね。)
紗良
(でも、凛々奈に助けてもらったんだし)
紗良
やめて、ください
A子
そんなこと言ってやめると思う?
B子
本当にどんくさいんだから
紗良
た、す、けて
紗良
お願いします…
A子
そんなの誰も助けてくれねーし
B子
ねー
凛々奈
何やってるの?
凛々奈
可愛そうだよ
A子
お前誰だし!
凛々奈
こんなかわいいのに…
凛々奈
次この子になにかしたら許さないんだから!
B子
ご、ごめんなさい
A子
…
凛々奈
謝って
A子
ごめん…な、さい
紗良
いいよ
紗良
何で助けてくれたの…?
凛々奈
だって、あなた可愛いのに可愛そうじゃん
紗良
ありがとうございます!
凛々奈
大丈夫だよ
凛々奈
(これで、私の仲間になった)
凛々奈
(ちょっと嫌な子がいるんだよね)
凛々奈
(この子といじめるか)
私はまだ凛々奈の怖さを知らなかった…。