織姫さまの生まれ変わりー

俺たちの学年は、クラスが1~5クラスに別れている

俺が4組、まぜたが3組だ。

そして、ライバルこと友達のあっとも、まぜたと同じ3組だった

話し方も、仕草も

｢男｣なんだって分かってる

ただー

｢君｣を特別だと思ってしまったから

慌ててる君が可愛い

照れてる君がかわいい

怒ってる君がかわいい

呆れるほどに、難解な人

俺がもし、あっとやったらー

……好きに、なって貰えてたんやろうか

わかるよ

俺も、そうだから

この高校では、HRは好きなところに座っていいという、ルールがある

授業では、担当の教師の指示に従う

基本、｢自立｣を基準にした学校らしい

そして、俺の座る位置は決まって窓際の一番後ろの席

カーテンから差し込む光が心地よい

穏やかな風に、鳥のさえずりが響いてる

まぜたも、決まってここの席を選ぶ

俺の願いはひとつだけ

｢好きな人の好きな人が、自分でありますように｣

ーぷりっつ

くそっ、眩しくて誰かわかんねぇ…っ

叫んでも、伝わる様子は無い

やっぱり、夢には干渉できないのか……？！

っだ、れだ？！

……こいつ、見たことある気がー

って、そんなことはどうでもいい！

まだ聞きたいことも、この夢のことも、

全部、聞けてないのに……ｯ！

……ちゃん

ぷ…ちゃん

ぷりちゃんってば！！

一応あってるけど、、

ちぐにはまだ、あの夢のことは言わなくていいよな？

聞かれてないし、困らせるだけだし、、

単純でよかったー！！！

……は？この時期に転校…？

夏休み前だぞ？

一体どんなやつなんだかー

……うろ覚えだけど、はっきり覚えてる

こいつってー

NEXT……♡1000