コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はじめましての人ははじめまして! りるです!
⚠️ワンクッション ・攻め受け合ってるなら🇩🇪×🇫🇷。 ・不穏。🇩🇪が結構感性狂ってる。 ・考察要素もちょっと有…?
ご理解いただけますと幸いです。 それでは、本編開始いたします。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
俺はそう呟きながら歩いていた。 気分は上上。 当然だった。 なぜなら、愛おしのフランクライヒにもうすぐ会えるのだから。 目の前に誰が来るのかすら知らずに。 少々鼻歌混じりに歩いていた。
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
…、最悪だ。 よりにもよってブリカスとは。 不運にも程がある。
フランクライヒに会えると思いながら ここまで来てたのに。 これでは、全てが台無しだ。
🇩🇪ドイツ
🇬🇧イギリス
……、むかつく。 お前の『こういうところ』だよ、 許せないのは。
🇬🇧イギリス
ブリカスはそう言った。 まさに俺を嗤うかのように。
🇩🇪ドイツ
嗚呼。 構ってるのですら馬鹿馬鹿しい。 俺は直感的にそう思った。 そして、俺は怒ったかのように そう呟き、その場を後にした。
イギリスは、 ドイツのとある発言を疑問に思っていた。
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
フランスは…。 2ヶ月以上前に 行方不明に…。
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
🇬🇧イギリス
そう言いながら、 イギリスもどこかへと 行ってしまった。
🇩🇪ドイツ
そう言いながら、 俺はフランクライヒの元へ。
フランクライヒの肌に触れてみる。 ……。 今日も相変わらず手も足も冷えてる。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
そう言いながら、 俺はフランクライヒの首に そっとマフラーを巻き付ける。
そうやってもフランクライヒは こちらを向くことはなかった。 なんなら、そっぽ向いて黙ってる。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
……。 最近妙な臭いもするようになった。 それはまさに 果実が腐った臭いのようだった。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
そう言いながら、 俺はフランクライヒを抱き抱え、 風呂場へ。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
風呂場でもフランクライヒは フランクライヒだった。
彼は照れ屋で何も話さない。 お風呂に浸かってるのに 手も足もまだ冷たい。
でも、 青白い肌は誰よりも綺麗になった。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
そう誓いの言葉を述べても、 フランクライヒは反応しなかった。
フランクライヒの好きなケーキなら 喜んでくれるだろう。 そう思いながら、 俺はケーキにナイフを入れる。
………。 結婚してるなら、 『二人での共同作業』なのにな。
……。 そんなことはどうでも良かった。 俺は、 フランクライヒの笑顔が見たかった。 それだけだった。
なのに何故だ? 何故フランクライヒは笑わない? 何故フランクライヒは反応しない? 何故、何故、何故、何故?
……。 疑問は無限に出てきてしまう。
そうだ、 何無駄なこと考えてるんだ俺。
「フランクライヒを 一生幸せにする」
そう誓ったのは他でもない俺だろ?
俺は脳内で自己完結させた。
フランクライヒの瞳には、 今の俺がどう映ってるのだろうか。
多分、醜い形相だろう。
……、 それでもいい。 フランクライヒが喜んでくれるなら、 それで。
🇩🇪ドイツ
🇩🇪ドイツ
パーティの終わりはまだまだ来ない。 フランクライヒとの 結婚記念パーティーだ。 盛大に祝うのが務めだろう。
そう思いながら、 俺は切り分け一人分のケーキを 頬張った。
🇩🇪ドイツ
フランクライヒは ケーキを食べようともしなかった。 今日は食欲ないのだろうか。
そうやって思考を巡らせながら、 俺は一人でケーキを頬張っていた。
🇩🇪ドイツ
一人ぼっちの部屋で、 その声だけが、ただただ響いていた。
次回へ続く