たった一瞬の出来事だった
ほんの数秒
彼から目を離し
また彼を見ようとしても
いまさっきの目線のままじゃ彼を見ることは出来なかった
俺は慌てて目線を少し遠くにする
すると
青い髪をした彼が
血を流して道路に倒れていた
俺はその場で金縛りにあったように動けず
血を流す彼を
人が事故に遭い倒れているのを見て慌てる人達を
ただ、
ただそこで
見ることしか出来なかった
救急車の音が聞こえてきたと同時に俺は
その場所で起こったことを理解した
理解した瞬間
視界が暗くなった
人の声も
救急車の音も
なにも
何も聞こえなくなって
自分の荒い息と
煩いくらいに鳴り響く
早い鼓動の音だけが耳に残る
周りが明るくなったかと思えば
視点が少しずつ下がり
そこで俺の意識は途絶えた
次に目が覚めたのは
病院のベッドだった
辺りを見渡しても
そこには俺とカーテンで仕切られて見えないが
恐らく誰かが隣のベッドにいた
病室には俺と恐らくいるであろう人以外は見当たらなかったが
俺のベッドサイドに
花やお菓子が沢山置かれていた
自分がどうしてここにいるのだろうと
考えてみても
何も思い出せない
ya
手に力が入らない
足も動かせない
声も出ない
その時
病室の扉がゆっくりと開き
見覚えのある人達が病室に入ってきた
jp
na
tt
皆は俺じゃない
手前のベッドに向かって話している
こちらから隣のベッドは
カーテンで仕切られているため
見ることが出来ない
誰が居るのだろう
そんな事を考えていると
水色の髪を束ねたrnと目が合う
rn
rnのその声を聞いて
みんながこっちに駆け寄ってくる
jp
hr
et
ya
皆に会えて安心したのか
なぜかは分からないが
声が出せるようになった
ur
ur
ur
俺には状況が理解できなかったが
滅多に泣かないurが
泣きそうな顔でこちらを見ていた
というかほぼ泣いていた
ya
ya
ya
俺は自分がちゃんと声を張っせているのかすら分からないまま
話した
するとみんなは1度目を合わせて言った
mf
mf
ya
俺は「あんなの」が理解出来なかった
俺が分からない顔をしているのに気づいたのか
dn
dnがそう聞いてきた
俺は何も知らなかった
だから
ya
そう答えた
そう答えると皆は少し俯いた
jp
jp
さっきから「仕方ない」「無理もない」
それがどういう事を指しているのか
全く理解することが出来なかった
jpの言いぶりからするに
俺は何かを忘れている
jp
jp
俺が悩んでいるのを見て気を使ったのかjpが言った
もう居なくなってしまうのか
と、少し寂しくはあったが
「まだ居て」そんな事俺には言えなかった
na
tt
ttに言われて気がつく
俺は今笑えていないらしい
いつもならみんなといるだけで笑えるのに
何かが物足りない
気がつけば皆は病室から居なくなっていた
tap又はscrollお疲れ様です☕
このような感じの話です
それでは1話公開致しましたので主人公を発表します
主人公︰ya🍗 サブ主人公︰????
今回の話が気に入ってくだされば ⭐、♥、+👤よろしくお願い致します
それでは今日も一日お疲れ様でした🌃
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