璃音
ここは…どこだろう。 真っ白い天井 ぴっぴっぴっと規則的になる機械音 つんとするような消毒の匂い。 そして、手にぬくもり。
璃音
寝てるのか…? 綺麗な顔だな。
璃音
なんで生きてるんだろう。 川に飛び込んでからの記憶が無い。
LAN
えぇ!?起きたんだ!!
良かった…
璃音
LAN
璃音
LAN
璃音
LAN
こさめ
LAN
こさめ
璃音 おはよう!!
璃音
こさめ
LAN
お医者さん呼んで、話聞いててくれる?
こさめ
璃音
こさめ
璃音
ピンポーン
こさめ
1分後
お医者さん
天宮さん。
璃音
こさめ
知り合いなの?
璃音
お医者さん
少しの間待っててくれませんか?
こさめ
お医者さん
璃音
お医者さん
もう1人、あなたと一緒に病院に来た人がいます。
璃音
誰ですか。
お医者さん
璃音
お医者さん
璃音
お医者さん
璃音
お医者さん
璃音
お医者さん
璃音
病院抜け出そうかな… こさめさんがきっと病室にいるからな…
左側の階段から降りれば…
いるま
璃音
ただこの先が気になって。
いるま
璃音
こさめ
おかえり。
いるま
璃音
こさめ
日本優勝だ!!すごい!
いるま
璃音
病室が騒がしい。 病室誰かがいるなんて初めてかもしれない。
いるま
璃音
聞かなかったふりをして、窓の外に視線を向ける。
みこと
すち
みこと
すち
みこと
あの二人は仲がいいんだな。
こさめ
璃音
こさめ
こさめ
璃音に突然線を引かれた気がする。誰も入らせないっと、言っているみたいだ。
いるま
こさめ
いるま
こさめ
璃音
何も言わない。 表情からは何も読み取れない。 何も無い空間を見つめている。 中性的な子だと思った。
こさめ
璃音
こさめ
璃音
こさめ
璃音
こさめ
璃音
こさめ
璃音
こさめ
璃音
紫月さん
璃音
紫月さん
こさめ
璃音
紫月さん
じゃあ、後でね。
璃音
こさめ
紫月さん
分からないけど、早めなければ出ていくんでしょ?勝手に。
璃音
紫月さん
璃音
知り合いなんだろうけど、出ていくって…?
紫月さん
軽く会釈してる時だった。
紫月さん
こさめ
そういい、彼女は帰って行った。
璃音
いるま
こさめ
いるま
璃音
いるま
変わった人だな。
こさめ
いるま
璃音は?なにか食えるか?
璃音
いるま
なにか食え。いろいろ置いておくから。食べてなかったら、許さねぇからな。
璃音
こさめ
いるま
こさめ
璃音
こさめ
すちくんのところ行こ。
いるま
璃音
すちさんに手紙を書いて、紫月さんにも手紙、皆に手紙で終わりか。そろそろ家に帰らないと。 スマホもないから連絡が見れない。
璃音
璃音
璃音
璃音
お母さん
璃音
お母さん
璃音
お母さん
璃音
璃音
ブーブーとスマホの通知がなる。
璃音
メールアプリには200件近くのメッセージがあった。
璃音
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
早瀬さん
璃音
璃音
ピンポーン
靴履き終わったのに、インターフォンまで行くのは嫌だったから、そのまま玄関を開けた。
ガチャっ
璃音
外にたっている人物に私はただ固まることしか出来なかった。