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楓
二人とも卒業おめでとう！
楓
僕は、この三年間ほとんど病院に居て
楓
学校にも１年通えたか、通えてないぐらいかな～?
楓
それでも、学校に来たときに仲良くしてくれて
楓
本当にありがとう！
優子
ありがとう！
たけし
しんどいのに、俺たちのために無理して学校来てくれてたこともあったよな
優子
そうそう、無理しなくていいのに…
楓
だって、たけしと優子に会ってから楽しくなったんだから…その…
楓
早く会いたくて!
優子
あ、そうだ
優子
実は、楓に渡したいものがあるんだ…
優子
クラスのみんなからメッセージと花束
楓
え、嬉しい!ありがとう！
たけし
ｸﾞｽﾝ…
優子
っ……
楓
二人とも何で泣いてるの？
優子
楓…
たけし
俺たちずっと一緒に居られると思ってたのに…
楓
え?
メッセージをふと見てみると…
楓
「楓君、短い間だったけどありがとう。本当は一緒に卒業したかったよ…でも病気で天国へ行っちゃったね。天国でもみんなのこと見守っててね。」
楓
ぼ、僕死んじゃったんだ…
優子
ねえ、たけしこの声楓に届いてるといいね
たけし
うん、楓天国では元気にしろよ
楓
たけし…優子…
楓
元気でな…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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