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乙夜 影汰
雨歌
私、何故か
ホストクラブの受付にならないかとスカウトされてます。
雨歌
乙夜 影汰
と言ったチャラ男は困った顔で前髪をかきあげた。
雨歌
乙夜 影汰
何言ってるんだこの人。
生きる為に金は必須品だろうが。
雨歌
乙夜 影汰
雨歌
乙夜 影汰
雨歌
乙夜 影汰
ホストクラブ前
ガチャ
乙夜 影汰
ガシャーン!!
乙夜 影汰
モブ
千切 豹馬
モブ
雨歌
乙夜 影汰
女は赤髪のホストに必死に縋り付いている。
玩具をねだる子供のように。
雨歌
ガシャーンッ!!
モブ
乙夜 影汰
暴れている女がグラスを割り、顔を顰める乙夜さん。
雨歌
乙夜 影汰
雨歌
乙夜 影汰
雨歌
乙夜 影汰
雨歌
乙夜 影汰
乙夜さんは面倒くさそうに言った。
雨歌
飽きもせず暴れ続ける女客。
遂には涙が頬を伝っていた。
雨歌
乙夜 影汰
乙夜さんはそう言って、私がついていくのを待った。
モブ
雨歌
こんな騒動に巻き込まれるのも時間の無駄だし、早くついていって手続きを済ませようと思っていたのに。
私の足は乙夜さんではなく、あの女客の方へ向かっていた。
乙夜 影汰
雨歌
暴れていた女は、私の声に気が付くと行きを荒くしながらこちらを振り向いた。
モブ
女がヒステリックを起こす前に、私は声を出していた。
雨歌
そう、私は問いた。
本当に、ただの純粋な気持ち。
ホストクラブにいた人たち
先程までは女客に向けていた視線を、私に刺す。
東堂雨歌は、嫌味を言っているわけでもなく、馬鹿にしているわけでもなく、
ただ、純粋に。
”愛”を知らないから。
この女の恋愛心理が、気になっただけだった。
雨歌