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いい所でええええええええええええええええ あっやべやべ… いや続き出てるじゃねえええええかあああああああああああ見に行くぞおおおおおおおおおおおおおおお
シロ
シロ
シロ
🍣×🤪
ヴァンパイア
日本語でいう吸血鬼のこと
人間の血液を吸う怪物
この怪物は世界中の誰もが知っていて
大多数の人が、この世には存在しないと信じている
果たしてそれは事実なのか
このお話はあなたの周りのどこかで起こっている、不思議な不思議な愛の物語である
薄暗かった部屋に光が灯る
カーテンの開く音とともに聞こえてくる声
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俺にかかった布団を引っ張って起こそうとしている男がいる
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名前を呼ばれて嬉しそうな彼がこちらを向く
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彼が怒って俺の上にダイブしてくる
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頬をふくらませて怒る君の頭を撫でる
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ニコニコと笑っていた彼が急に真面目な顔になり、俺にキスを求める
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2人の唇が優しく触れ合い、部屋にリップ音が響く
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彼は満足そうに笑うと、俺の頬へキスをした
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軽く伸びをして起き上がる
まろが部屋のドアを開ける
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君との幸せな記憶がまたひとつ増えていく
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靴まで履いた彼が今更駄々を捏ね始める
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彼が家の戸をあけて、外に1歩踏み出す
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彼はなにか思い出したかのように言うと、家に戻ってきた
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唇に柔らかいものが触れる
同時に顔から熱が出ているかのように暑くなる
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ニコニコと笑う彼を家の外に押し出し、扉をバンッと閉める
扉の向こうから「大好きやで」と優しい声が聞こえる
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赤い顔を抑えながら、崩れるように座り込んだ
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仕事を終えキッチンにたちながら呟く
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時刻は夜7時
今日は早く帰って来れるって意気込んでたのに
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俺は、完成した料理の火を止め脱衣場へ向かった
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風呂に浸かりながら音楽を流す
背中の泡を流していると、背後から音がしたような気がした
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バンッ
勢いよく風呂場の扉が開く
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ネクタイが緩み、ベルトははずされ、なんだかだらしのない格好で入ってきたまろは、いつもより少し顔が赤く、うつむいていた
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話しかけても何も答えない
だんだん間が空いて行くうちに、服を着ていない自分が恥ずかしくなる
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そう言い、彼の横を通り脱衣場に行く
棚からタオルを取りだし体にまく
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彼がどうしても心配で、もう一度後ろを振り向く
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そう言いかけると、唇が塞がれる
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俺が抵抗すると、まろは俺の腕を握り壁へ押し付ける
タオル1枚の俺の体が、壁にぶつかり、背中に痛みが走る
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そう言っても、再びキスをしてくるまろ
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必死に抵抗する
しかし、俺より身長がでかいまろに力では勝てない
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息を吸おうと開いた口に、彼の舌が入ってくる
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まろはしつこく舌を絡ませてくる
そのうち、息が出来なくなってきて、彼の背中をバシバシと叩く
ようやく唇が離れる
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息を整え、彼を見上げる
俺の目に映ったまろは、顔が火照っていて、なにより、目が赤く光っていた
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恐る恐ると聞くと、彼はこちらを見る
数秒間俺を見つめると、目を見開いてニヤリと笑った
笑ったことで現れた彼の歯は、まるで牙のようなものが2つキラリと光っている
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1歩後ろに下がった俺の腕を、体を、また壁に打ち付けられる
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また触れ合う唇
今度は彼の歯が唇に当たる
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苦しくなってきて口をパクパクと開くと、彼の牙が俺の唇にあたり、ガリっと鈍い音を出す
口の中に広がる血の味
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血が溢れ唇をつたう
その瞬間 彼が目の色を変えて、俺から流れ出る血に吸い付いた
じゅるじゅると音がなり、体に響く
血を吸われた傷跡がヒリヒリと痛む
けれどその痛みでさえ、今の俺の体には快感に感じられた
彼が唇をはなす
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彼は一言も話さない
目も合わせない
ただ、苦しそうに息を切らし頬を赤らめている
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彼の目が赤く光る
やばい、逃げなきゃ、、
そんなことを考えていると彼が口を開く
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その言葉と同時に、首に激痛が走り俺は気を失った
ここはどこだろう
寒くて、冷たい
体が痛くてだるい
自分の中身が全てなくなってしまったかのような喪失感に襲われる
まろに会いたい
彼がすごく心配だから
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俺が声を発すると、どこからか答えるように声が聞こえる
「ごめん、ね、、さよなら」
やめて、行かないで、ひとりにしないで!
そう思っても俺の体は鉛のように重くて動かない
誰もいないこの場所に取り残されて、俺はこのまま死んでしまうのだろうか
でも、彼がいないなら、もう生きている必要は無い
俺は涙が溢れないように目を閉じ、眠りについた
??
聞き馴染みのある声が聞こえてくる
明るくなった部屋
重たいまぶたをあげるとそこには初兎がいた
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まろが、いない、、
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部屋を出ていこうとする初兎ちゃんが優しく笑う
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夜の街を歩き続ける
寒いかぜがふきつけて、俺は顔をコートにうずめる
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頭の中に昨日のないこの様子が浮かぶ
俺はないこを犯してしまった
ないこが風呂場で気絶したあと、俺は彼を寝室に連れていった
解かさずにいれられたないこは苦しそうに叫んで目を覚まし、涙を流していた
けれど時間がたって、痛みが引いたないこは俺に激しく腰を打ち付けられ喘ぎ続いていた
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ないこの絶頂声が俺の頭に響き、罪悪感を膨らませる
何度も何度も腰を打ち付けられるうちに、意識が朦朧としていったないこはただひたすらに涙を流しながら喘ぐロボットのようだった
そんな彼を目の前にしながらも止まらない俺はまるで、、まるで、、
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🤪
俺は人間じゃない
世界でたった1人のヴァンパイアの血筋を引いたものだ
ヴァンパイアはもう何百年も前に消滅した
けれど俺の先祖は生きていた
ずっと隠れて生きてきて
今現在も俺という存在がこの世にいる
ヴァンパイアには数年に1度、発情期のようなものがある
それは可愛らしいものではなくて、理性を失い、欲に忠実になり、血を求める
俺は今まで、貧しい人から高額で少量の血を買ってどうにかやり過ごしてきた
けれどあの日はすごく疲れていて、自分の体の変化に気づかなかった
家に帰って愛する人の匂いを嗅いだ瞬間、意識が途切れた
頭の中の自分と表面上の自分が完璧に別れたかのように、
まるで別人が乗り移ったかのように
俺は頭の中で俺を止めようと必死だった
けれど、ヴァンパイアの発情期は1度起こると欲を満たすまで終わらない
だんだん気絶したように動かなくなるないこを見つめながら俺は必死だった
トんだないこの結腸に突っ込んで無理やり起こした時も、それを何度も繰り返していた時も、俺は俺の心の中で泣き叫んでいた
もうやめてくれ
これ以上、俺の、世界でいちばん大切な人を傷つけないでくれ
目の前で壊れていく愛する人
そんな地獄が何時間も続き、俺が理性を取り戻した時には、ないこは動かなくなっていた
ないこの体からドロドロと溢れてくる液体
彼の目元は赤く腫れ、涙のあとが乾いていた
もう彼のそばには居られない
そんな資格は無い
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早くないこから離れなくちゃ
こんな俺を早く消してしまわなきゃ
俺は涙が溢れないように目を擦り、歩き始めた
君から最も遠い場所を探して
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ
シロ