コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
しーころ
しーころ
しーころ
しーころ
舘様
なんやかんやで入院することになった。 色々と思うところはある。 頭の中がごちゃごちゃだ
翔太
舘様
翔太
舘様
翔太
翔太
舘様
翔太
舘様
翔太
キュッ
舘様
翔太
舘様
翔太の手って…こんな温かかったっけ… なんか…落ち着く…
舘様
翔太
舘様
まただ
舘様
全員−舘様
舘様
照
ふっか
佐久間
阿部
康二
目黒
ラウ
舘様
舘様
翔太
舘様
翔太
舘様
嫌だ。やめて。 誰か助けて。 誰か。
舘様
ポロポロと涙が溢れて止まらない。耳を塞いでも聞こえてくる偽物達の罵倒。 もうやだよ…誰か助けてよ… キュッと拳を握り締める
…た!…ょうた!
舘様
涼太!
舘様
じわっと手が温かくなっていく。 翔太が俺の手を握ってくれてる。 なんだか…不思議と心地良い。 そのまま俺は目を閉じた。
ピーッピーッ
看護師
医者
医者
看護師
全員−舘様
佐久間
ふっか
照
康二
照
目黒
翔太
ラウ
阿部
看護師
翔太
看護師
翔太
佐久間
阿部
看護師
翔太
医者
翔太
医者
翔太
医者
医者
翔太
翔太
ちょっとだけど手が震えてる… やっぱり魘されてるんだ。 どこのどいつが俺の涼太を苦しめてんだ。 涼太。俺にはこうする事以外できない。 涼太。俺がいる。俺がここにいるから。 安心しろ。俺達はお前を見捨てたりしない。 だから……もう少しだけ頑張れ。涼太。 俺は心の中でそう涼太に話し掛けながら涼太の手を握った。冷たい涼太の手を優しく握り必死に語りかける。 それでも冷たく小さく震える涼太の手を握ったまま俺の額に付け目を閉じる。 涼太。俺は絶対諦めない。俺、ここにいるよ。皆お前の事待ってるよ。大丈夫。お前は一人じゃないよ。だから涼太…
翔太
翔太
翔太
翔太
翔太
川の真ん中に涼太が立っていた。 こちらに背を向けているから顔は見えない。1ミリも動かず真っすぐ対岸を見つめている
翔太
ドン
翔太
翔太
川に入ろうと近付くと何かが張っていて行きたくても近寄れない。張っている何かを拳で殴りながら必死に涼太の名前を呼ぶ。それでも涼太は動かない。
翔太
翔太
頭の中で分かりきっている事を 否定しながら俺の邪魔をする 何かを殴り続ける。
翔太
翔太
翔太
翔太
泣きながら涼太に問いかける。分かりきっている事だ。ここは三途の川だって。この間も少しずつ涼太はそっち側に歩み出してる。俺はただ涼太に語りかける事しかできない。 ふと涼太が俺の方を振り向いた。
翔太
涼太は泣いていた。 無表情でポロポロと 涙を流している
舘様
翔太
翔太
拳に入れる力を強め 何度も何度も殴り続ける
翔太
ピシッピキッ
翔太
バリーンッ!
翔太
翔太
舘様
翔太
翔太
舘様
静かに泣く涼太と手を繋いで川を渡る。 涼太と一緒にこっち側に足を運んだ瞬間 俺の意識は途切れた
舘様
舘様
目を開けると川があって その川の真ん中に俺が立っていた。 人一人見当たらない静かな場所。 俺は瞬時に理解した。 ここは三途の川だって。 気付いたら歩き出してて 俺もうすぐ死ぬんだって分かる。
舘様
舘様
そっちに行きたくない。 死にたくないと思っているのに 不思議と心地良い。俺もう みんなに会えないのに。 頭の中ではそっちに行くことを拒んでも 体は言うことを聞かない。静かでなんだか暖かい。やめてよ。行きたいのはそっちじゃないよ。お願い。俺の言う事聞いてよ。 そう言っても俺の体はそっちへ近づいていく。言うことを聞かない自分の体と自分の無力さに打たれ俺は無表情のまま涙を流す。
舘様
ふと耳を澄ますとガンガンと何かを殴るような音と途切れ途切れに俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
舘様
俺は心の中で少し笑った。ほんとは笑いたいのに顔は無表情のまま。俺は振り向いた。これが翔太を見れる最後のチャンスだと思ったから。
舘様
翔太
翔太
そう言って翔太は空中を殴り続ける。 翔太。もういいよ。俺はもう…死んじゃうんだ。もうやめて。翔太はこっちに来ちゃだめ。俺の分も生きてくれないと困るよ。でも翔太は優しいから…絶対諦めないんだろうな。いつもは逆なのに。本来俺の方が諦めは悪いけど… もう諦めちゃったな。ダサいなぁ…
翔太
ピシッピキッ
空中にヒビが入り、割れようとしている。 翔太は泣きながらそう言って殴り続けている。翔太。なんでそこまでするの?俺もう死ぬんだよ?翔太はそっちで俺のことを忘れて楽しく生きてよ。
翔太
バリーンッ!
何かが割れた。はっきりと割れ目が見える。 翔太は息も絶え絶えになって俺を見る。 今翔太…俺の事を大好きって…?嬉しい。翔太が俺を助ける為にこんな事になっているのも俺の事を大好きと言ってくれたこともとにかく嬉しかった。
翔太
翔太
舘様
翔太
翔太
舘様
俺は泣いた。翔太は俺の手をしっかり繋いで連れて行ってくれた。もう何も怖くなかった。翔太がいたから。重苦しい空気が俺の体を離れていくのが分かった。翔太の手は温かくてなんだか安心した。 こっち側に翔太と一緒に 足を踏み入れた瞬間俺の意識は途切れた
しーころ
しーころ
しーころ
しーころ
しーころ