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どうでもよかった

3 - 第3話:どうでもいい存在

♥

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2025年04月28日

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クラスメイト1

あれ?knじゃん。

kn

………ぇ、
あ、うん。久しぶり。

クラスメイト1

おっひさー、
え?てか、お前に友達なんて出来たんだ。
ウケる。

kn

あ、あはは。

pn

………?knさん?
この人は……?

kn

中学時代の……

クラスメイト1

友達、だろ?

kn

ッ………そう、だね。
友達だよ。

『友達』という単語に嫌気がさす。

tz

……knさん?

クラスメイト1

てか、男3人女子1人で何しに来たのー?

sn

??女子??

kn

俺達はお花見っていうか……

クラスメイト1

ていうか、knといて、つまんなくないの?

pn

……は?
何いってんだよ、お前、
ほんっとさっきから失礼だと思わないの?

クラスメイト1

いやいや。
つまんねーじゃん。こいつ。

ズキ……

kn

あ、あはは
そうだね。

クラスメイト1

ゲームとか全然知らないし。勉強は出来すぎて気持ち悪いし。

sn

ゲーム??
僕達は毎日のようにknさんとゲームしてますよ?

クラスメイト1

は?
いやいや。こいつがゲームとか。ありえないし。

kn

だっ、大丈夫だよ!

クラスメイト1

そーだ。
kn、久しぶりの再会なんだし、ちょっと二人で話そーぜ。

kn

あ………うん。
いいよ。

tz

knさん?

kn

あ、ちょっと行ってくるよ。

クラスメイト1

つまんねーお前でも、友達なんてできたんだなぁwww

kn

そ、そうだねぇ。

クラスメイト1

チッ
そのお前の笑顔、ムカつくんだよ。

ドンッ

kn

ウグッ

クラスメイト1

言ったよなぁ。

クラスメイト1

お前は一生孤独のままだよ。

kn

ズキッ

kn

ッはー、ッはー、

突然、息が苦しくなる。 心臓が痛くなる。 猛烈な孤独感が襲いかかる。

クラスメイト1

お前のことを本気で関わってくれる奴なんていねーんだよ。

知ってるよ……

クラスメイト1

皆お前を『もの』としか
思ってねーんだよ。

分かってる……

クラスメイト1

お前は一生孤独なんだよ。

kn

……は、はは。
そうだね。

クラスメイト1

あいつらも、お前のことなんてどーでもいいんだよ。

クラスメイト1

喋りかけてくれるだけ感謝しろよ。

kn

ッ………

皆、やっぱり俺のこと、どうでもいいって思ってるのかな?

そうだよね。きっとそうだ。 だって俺は、

『どうでもいい存在』だから。

kn

戻ったよー。

pn

お!knさん!

tz

やっほー、

sn

あれ?
あの人は……?

kn

あぁ。
さっき別れたよ。

pn

てか、あんなクソ野郎が友達だったんですか??

kn

クソ野郎って………
そんなことないよ。

sn

全くもう。
knさんったら。
優しすぎるんですよ。

pn

みて!
このエビフライ、変な形してる!

sn

それ、あじフライですよwww

tz

エビフライwww

何か話していたけれど、 俺は何も感じなかった。

俺は皆の言葉………いや、 皆をもう信用できなくなったから。

sn

___さん?

tz

__nさん!

pn

knさんったら!!

kn

ッ((はっ

kn

な、なに?

pn

何って………
大丈夫?さっきから
ぼーっとしてるけど……?

sn

もしかして、体調悪いですか?

kn

いや……大丈夫。

tz

……それって、
大丈夫なんかじゃないと思いますよ。

kn

……ぇ?

sn

無理しないで下さい。
あのクソ野郎のことですか?

pn

相談にのるよ?
無理しないで……

kn

お前らにッ!

kn

お前らに何が分かるんだよッ!!!

kn

本当の『俺』なんて知らないくせに!!

tz

………kn、さん?

kn

ッ!?

やば……

いや。もう死ぬから、 どう思われてもいいや。

kn

((ダッ

pn

knさん!?

sn

knさん!待って下さい!!

後ろから声が聞こえたが、 俺の脳が聴こえることを拒否した。

kn

……はは、
もう、いやだぁ。

走りながらそう言葉を零す。

もう、誰の側にもいたくない。

あと一週間だなんて待てない。 もう、

死んじゃおうかな、なんて…

第3話(90タップ)終

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