ユンギ
YG side.
きっと、他のメンバーを気にしてるんだ。
昔からそうだった。
自分のことは後回し、周りにばかり気を配って、
だから、いつも無茶をするんだ。
犠牲は私だけで十分?
ふざけんな。
そんなことさせてたまるか。
親がプロデューサー?
知ったこっちゃないね。
あいつは○○を傷つけた。
今まで散々傷つけた俺が言えたことじゃない。
それくらい知ってる。
でも、過去は過去。
いくら悔やんでも、変えることは誰にもできない。
都合がいい、そう思われて当然だ。
でも、それでも、
それでもいいから、
俺に、
ユンギ
「○○」
○○
「…なんですか?」
ユンギ
「○○がまだ俺らのことを守るって
言うなら、俺もお前を守る」
言うなら、俺もお前を守る」
ユンギ
お前を守らせてくれ。
○○
「やだなぁ、ユンギさん。
そんなこと言わないでくださいよ」
そんなこと言わないでくださいよ」
○○
「涙、止まんなく
なっちゃうじゃないですかっ…」
なっちゃうじゃないですかっ…」
ユンギ
それでいい。
ユンギ
一人でも味方がいれば、
それは大きな支えとなる。
それは大きな支えとなる。
ユンギ
昔の俺の支えは、お前だったんだ。
ユンギ
俺は、知ってるから。
ユンギ
他のメンバーが知らなくても、
ユンギ
俺はこの時、気づかなかった。
ユンギ
「…」
ユンギ
一人、見てるやつがいることに。