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暗緑のサナトリウム

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暗緑のサナトリウム

2 - 第2話「さよならはもうしない。」

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2022年08月30日

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前回の続きです! ⚠ワンク⚠ ・重めの描写あり ・めためた完全妄想 ・メリー可哀想ごめんね 1話を読んだ方はゆっくりしていってね〜

こうして、私はメリーを追いかけた。 どうか無事であって欲しい……、

蓮子

はぁ、はぁ……、
メリーってば、どこに行っちゃったんだろ、、

蓮子

こんな所で疲れてる場合じゃないんだ、暗くなる前に
急いで探さなくちゃ……💦

どうしてこんな事になったんだろ……、 私の思い込みかな? メリーも、特に夢の事を気にしてる訳じゃなさそうだったし、、

蓮子

はぁはぁ、メリー……、

蓮子

もう街に来ちゃった、、、

蓮子

ギラギラしててなんか怖い。
こんな方にメリーがいるわけないよね……。

???

チッ、こんな所まで追いかけてきてる……、、
見つからないように早く街へ行かなきゃ。

蓮子

?あの子……、あっ、待って!!

科学世紀のギラギラした街並み。 メリーが居るのかも分からない所で、ただひたすらに探し続けた。

蓮子

やっぱりあの子、メリーよね……。

蓮子

あっ、建物の中に入っていった、、

蓮子

あんな高いビルで一体なにを?

???

やっぱり見られた……、、急がなくちゃ、
こんな私を蓮子に見られるわけに行かないものね。

そうして私も彼女に続きとても高いビルの中に入っていくことにした。

中に入ると彼女はすぐさまエレベーターに乗っていった。 この後どうなるか、何となくわかってきた。それも、最悪な結末だった。 私も彼女に続き、別のエレベーターで登れる限りの最上階へ向かった。

蓮子

真っ暗……、どうしてこんな所に行けるようにしてるの?
エレベーターで行っていいような所じゃないでしょここ……、

蓮子

メリー……、

蓮子

私、怖いよ……、、、

蓮子

これからメリーがどうなるのか。
想像しただけでもう……。

???

この先が、、(タッタッタッ

蓮子

あ、登って行った……、
この階段の先は、、屋上?

蓮子

やっぱり、、想像が当たっちゃったかも!?
メリー!!!

怖かった。 メリーが居なくなる事が。幻想の胡蝶になってしまう事が。

だから私は、一心不乱で 屋上への階段を登って行った。 メリーにとって、これを最期の時間にしたくないから。 メリーとずっと一緒に居たいから。

蓮子

っっ!メリー!!!

メリー

っ!蓮子、ごめんね、私っ……、

怖くなった私は、何も考えることが出来なくなった。 でも、これってメリーのため? 本当にメリーが望んだ結末? どう考えても、、私の為でしょ。こんなのメリーが喜ばないよ……、、

それでも、気づけば私はメリーの手を 強く強く握りしめていた。 低い柵の屋上から、今にも落ちていきそうなメリーの手を…。

メリー

蓮子??どうしてこんな事するの?
どうして追いかけてきたの?

メリー

酷い、、酷いよ蓮子……、

蓮子

酷くないっ!!
酷いのはメリーの方だよ!!!!

メリー

っっ?

蓮子

どうして、なんで私を置いて
幻想の世界に行こうとするの……?

メリー

私は、、ただ……

私は急いでメリーを引き上げた。 でも、これって良かった、、のかな?

メリー

蓮子がタヒぬなんて、耐えられなかったから……。

蓮子

メリー

夢の世界でバクのような妖怪に言われたの。
今日見た夢は、珍しく正夢になるわ。って……、、

蓮子

それで、その時の夢が、、

メリー

そう、私が蓮子を〇してしまう夢だった、、

メリー

だから、
そんな結末になるくらいならいっそ私からって……。
でも、それが蓮子にとって辛いことだって、考えてあげられてなかった。

蓮子

そうだったの……、
ごめんねメリー、私もメリーの事考えず自分の為だけで行動してたみたい……

蓮子

ごめんね、メリー。

気づけば私はメリーの事を抱きしめていた。 心から安心し、涙が溢れるメリーの横顔はとても綺麗だった。

メリー

……、、

メリー

大好きよ、蓮子、、

蓮子

私もよ、メリー、、

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