大切な人だから、傷付けない。
大切な人だから、間違ってても同じようにする。
それは、違うと思う。
大切な人の為だから、正面から戦わないといけないんだ。
息がますます荒くなっていく。
だけどそれは、相手も同じ。
龍樹
数分前
龍樹
龍樹はこの国の一番偉い人の息子である。
龍樹
龍樹
龍樹
龍樹
龍樹がいきなり"能力"を使ってきた。
この国はそれぞれ皆能力を持っていて、 色んな人達に差別されてきた人達の集まりだ。
その為、俺と龍樹の間に国に対する考え方にすれ違いが起こり、 今に至る
そういえば、すれ違いが起こってからもう夜になっている。
だが、俺ら2人は能力を使いつつ闘いを続けている。
龍樹
辺りは龍樹の能力「龍」と、 俺の能力「吸収」の2つの残骸が囲んでいる。
龍樹
龍樹
龍樹は最高難度の使い、「いでよ龍」を使い、俺に当てようとしている。 これは龍が火を吐き荒らすもの。
俺もすかさず「ブラック・ホール」を使い始める。 これは何でも吸収する穴を出すこと。
2つの能力同士が、ぶつかり合った───
辺りはもう朝で、太陽が覗いていた。
でもそこに、龍樹の姿は無かった。
涙が溢れてくる。
今考えてみれば争いの理由なんて馬鹿馬鹿しかった。
アホみたいなことをした気分だ。
大切な人だからって考えを同じにする必要は無い。
自分を貫き通せ。
俺の大切な人はもう出すことの出来ない穴の中にいるけれど、
俺が戦ったのは、全てお前の為だった。
コメント
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ネーミングセンス…… あと手抜き感すっげぇ……( ˙-˙ )