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これまでのあらすじ

グヴェルのいる最上階を目指して アーロン達は隠れながら進んでいる (2階/10階)

階段に向かうため鍵を探すアーロンは セイラの部屋にやってきた

アーロン

……

アーロン

……ッ!!!!!!

アーロン

落ち着く……

アーロン

いい匂い!!!!!!

アーロン

流石王女様!!!!いい匂い!!!!

謎の安心感で 頭がおかしくなってしまった

#82 13桁の英数字

アーロン

……はぁ

アーロン

落ち着け、
落ち着きすぎてどうにかなりそうだ

アーロン

ここならセイラの部屋だし誰もいないという謎の理屈を持ってしまって

アーロン

なんだか力が入らないな……

アーロン

……

アーロン

いや、でも本当に時間はない

アーロン

みんなが待ってるんだから

アーロン

鍵を見つけないと

アーロンは早速 机の引き出しを開けていく

アーロン

……(うぅ)

アーロン

(人のプライバシー踏みにじってるの辛いな)

アーロン

(引き出しの中に入っているのは)

アーロン

(ルーズリーフと文房具)

アーロン

……

アーロン

(まぁ学生らしい最もな机だな)

アーロン

(次にクローゼット)

アーロン

(衣服もあるけどこれは、仕方ない……)

スタ……

スタ……

アーロン

……!?

アーロン

(外から足音)

アーロン

(2階に兵士が戻ってきた?)

アーロン

……

アーロンはクローゼットで セイラの衣服類をどかして見回す

アーロン

(まぁクローゼットも見る限りない)

アーロン

(次に……!)

ドクン

アーロン

がっ……、、、

アーロン

……!?!

アーロン

何が……、、起きて、、!

刹那

セイラの部屋にあったテレビから 砂嵐のような音が鳴った

アーロン

……

アーロン

(また、パソコン室の時みたいな、、)

アーロン

……

アーロン

(何か前みたいに動画がつくのか?)

アーロン

(俺の心臓がやけに痛い……)

未だに画面は真っ黒

アーロン

(つかないんかーい!!!!)

「おい!セイラ様の部屋から音が……」

「まさか!誰もいないのにそんな」

「いいや確かに鳴ってんだよ!!」

アーロン

……マズイ

アーロン

ここに隠れる場所は……っ

アーロン

……

アーロン

……

アーロンは登校日でのことを 思い出して

クローゼットに目を向ける

アーロン

……いや

アーロン

(流石に他人のクローゼットに)

アーロン

(入り込むことは……っ)

アーロン

……

アーロン

……

ガチャ

アーロン

……っ

※ルビー王国宮殿の渾身の表現③

アーロン

……

アーロン

(この兵士が去ったらすぐに活動再開)

アーロン

(今のうちクローゼットの中も手の届く範囲で探してみるか……)

バタン

アーロン

……

アーロン

(いなくなったか?)

アーロン

……ふう

アーロン

未だにテレビは砂嵐だがいいや

アーロン

さて、、鍵は

ブチン

アーロン

……え?

砂嵐だったテレビはようやく 画面がついた

ザザ……

ザアアア……

サソリ

……今日はあの子学校が遅いわね

サソリ

あっちの国で何かあったのかしら

デヴォンド

何かあるといいな

デヴォンド

アイツがどうにかなると思うと興奮して仕方ない

サソリ

ちょっと

サソリ

これは遊びじゃないんですからね?

デヴォンド

ああ、分かってるさ

デヴォンド

そしてアーロンはどうにかなっていないことも分かってる

サソリ

……ま、そうですね

サソリ

あの心臓ならどこにいるのかだって分かるし

サソリ

何かあっても、一旦あの子の心臓を止めればいいだけ

デヴォンド

……

デヴォンド

滾ってしまうなぁ

デヴォンド

俺もいつかアーロンの心臓を止めてみたいな……!

ブチン

アーロン

……

アーロン

……

アーロン

……

アーロン

……また嫌な映像を

そして映像が終わると同時に

テレビの画面は途端に

バリン

割れて

中から鍵が現れた

アーロン

……

アーロン

なんでこんな仕掛け……

アーロンはそう言って 鍵を手に持つ

アーロン

!!!

テレビの縁に書かれた 13桁の英数字

アーロン

……これ

アーロン

アーロン

WiFiの……?

アーロンは英数字を詳しく読み上げた

アーロン

……

49AaronHeart0

アーロン

……「アーロン」

アーロン

「ハート」

アーロン

……

アーロン

(まさか、今このテレビが……)

アーロン

(映像がいきなり流れたのは……)

アーロン

……

心臓のWiFiと 接続されていたから

ドンドンドン

ドンドンドン

ドンドンドン

アーロン

(あぁもう足音!!)

アーロン

(そりゃ液晶割れたらバレるけども勘弁!!!)

ガチャ

兵士

なんだぁ!!!!

兵士

誰かいるのか!!!!

兵士

……って!

兵士

おいこれやべぇよ!!

兵士

テレビ破壊されてるぞ……っ!!

兵士

何ィ!?!?

兵士

ちょこれ……

兵士

グヴェル様に知られたら俺ら死ぬんじゃ……

兵士

……

兵士

どうすんだよお、、、

色んな意味で周りが見えなくなった 兵士の後ろをアーロンは そーっと通り

※ルビー王国宮殿の渾身の表現④

なんとかセイラの部屋から 脱出をした

アーロン

……さて

アーロン

今あの兵士がいるからここは通れるけど

アーロン

階段部屋の方は……っ

曲がり角で チラ見すると兵士が数十人見張っていた

アーロン

……(まぁそうだよな)

アーロン

(グリナ達も隠れているといいな)

アーロン

(連絡しないと)

アーロン

……

テレビが崩壊して 阿鼻叫喚する兵士の隙に

アーロンはグリナに黙々と メールを打ち込む

アーロン

……っし

ピコン

アーロン

はや!

「アーロン君鍵が見つかって良かった」

「私達は今隅にある談話室で 隠れてるよ」

「自分でここから出られるけど、」

「出たところで階段部屋の前には たくさん居るし」

「ここはホルン君の時と同様」

誰かを犠牲にしないと いけない時かもしれない

アーロン

……

次話 8月13日更新!

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