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[第二話 全焼]
かむい
神楽
沖田に振られた腹いせに高杉に奢ってもらったバイキングで店が潰れるほど食ってやった神楽。満足して家に帰ると、そこには焼け焦げた もはや原形をとどめていない我が家。
あぶと
神楽
何があったか詳しくは教えてくれなかったけど、兎に角家が全焼した原因は神楽の兄の神威にあるらしい。同居人である阿伏兎の胸元を掴んで前後に揺する神楽。
かむい
神楽
阿伏兎を離して神威の服を掴む神楽。
かむい
どうやら神威と阿伏兎は仕事の都合で日本にはしばらくの間居られないらしい。何の仕事かは詳しく言えないが、裏社会の仕事とでも言っておこう。
神楽
あぶと
ポイッと阿伏兎が神楽に何かを投げた。慌ててキャッチすると、それは通帳だった。
かむい
神楽
かむい
神楽
かむい
なんか今日いろいろあり過ぎてついて行けない神楽。
神楽
去って行こうとする神威と阿伏兎に力なく手を振る。
かむい
あぶと
かむい
じゃーねと言って手を振り返す2人。その後ろ姿を見つめてハァーと溜め息を吐く。
全焼した元我が家から少し離れた場所でボーッと突っ立ていると、聞いたことのある声に声を掛けられた。
銀八
神楽
スクーターに跨がりながら神楽に声を掛けたのは、銀魂高校で神楽のクラスの担任である坂田銀八。何故彼がここにいるのか…。
銀八
銀八は辺りをキョロキョロ見渡して神楽にそう尋ねた。
神楽
バンと自分の胸を叩いて胸を張る神楽。その様子を銀八が鼻をほじりながら眺めて、違う違うと首を横に振る。
銀八
神楽
銀八
鼻くそを神楽のほうにピョイと飛ばしながら銀八がそう言った。イラっとして、神楽は銀八の頭を鷲掴む。
神楽
神楽の叫びにしばらくシーンと辺りが静まる。
銀八
神楽は無言で銀八の頭を鷲掴んでる手の力を強める。
銀八
神楽
銀八
神楽
ハァーと呆れて、仕方がないから銀八の頭から手を離してあげる。
銀八
ちなみに今瓶底眼鏡は神楽の額の上にあって、神楽の蒼くてまん丸な瞳がバッチリ見える。
神楽
銀八
神楽
銀八
そう言って銀八は神楽にヘルメットを渡してスクーターの後ろに乗せた。