わたる
ただいまー
わたるの母
おかえりー
わたるの母
もう20時だよ!
あんたはまだ、18歳の高校生なんだからもっと早く帰ってきて勉強しなさい!
あんたはまだ、18歳の高校生なんだからもっと早く帰ってきて勉強しなさい!
わたる
はいはい。
わたる
お腹が空いて勉強できません
わたるの母
ご飯はできてるから自分で温めてたべなさい!
わたる
へーい。
わたる
あ!母さん!
わたるの母
ん?
わたる
ガラケーの充電器なんて持ってたりする?
わたるの母
ガラケー!?何に使うの?
わたる
いや、特になんにもないけど
ただ聞いただけ!
ただ聞いただけ!
わたる
必要な時はまた言うよ!
わたるの母
そう。
わたる
うん!それじゃご飯食べるね!
わたるの母
はーい
わたる
ふー。。。
わたる
お腹いっぱい。食べすぎちゃった
わたる
よし。それじゃあガラケーの充電器をこっそりとりにいこう
わたる
!!!!!!!!!!!!
ガラケー
プルルルルル!プルルルル!
わたる
え、なんで
ガラケー
プルルルルル!プルルルル!
わたる
なんでなってんだよこれ!
ガラケー
プルルルルル!プルルルル!
わたる
どういうことだ。誰からだ
ガラケー
プルルルルル!プルルルル!
わたる
あー!うるさい!開いて電話切ってやる!
ガラケー
プルルルル!プルルルル!
わたる
(パカ)
わたる
ん?
わたる
な、、、
わたる
なんだよこれ、、、
ガラケー
ヒュッ
『ヒュッ』という、風を捻り裂くような音はわたるの首を切り裂き、
当たり一面に血が飛び散った。
当たり一面に血が飛び散った。
さっきまで、電源が入っていた携帯は電源がきれており。その真っ暗な画面は、『奈落の底』を象徴したような深く暗い画面だった。
一体、わたるは何を見たのだろうか。