わたし
雲ひとつない空の下で
ため息をついた
私は生まれた時から
両親がいない
なので小さい時からおばぁちゃんに育ててもらった
親は何者かに殺されたらしい
私は覚えていないが
おばぁちゃんは最近死んだ
私は自分の親の顔を知らぬまま生きてきた
私はなぜ生まれた?
こんな取り柄のない私を
誰も必要としてくれてないのに
私は空を見上げてこう言った
わたし
わたし
わたし
行き場のない私は
歩き続けた
特に行くところもないのに
どれだけ歩いただろうか
気づくと森にいた
わたし
森をひたすら歩いていると
大きな建物があった
わたし
入ろうとすると
ガサッと草の音が背後から聞こえた
わたし
わたし
わたし
??
わたし
??
わたし
??
グルッペン
ゾム
わたし
大先生
グルッペン
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
そう微笑んで私の頭を撫でてくれた
トントン
コメント
6件
いい
同じ匂い ↓↓↓ 同じ環境ということか꒰✩︎˙˟˙✩︎꒱
神回の予感しかしない