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七音
あーあ、マジであいつ意味わかんねぇ
七音
一生喋んじゃねぇよ
謎の青年
色々溜まってますね
七音
そーよ！溜まってるわよ！
七音
てか、あんた誰？
謎の青年
うーん、ここではテンシと呼んでください。
七音
テンシって白い羽根生えてるやつなの！？
謎の青年
まぁ、そうですね
七音
んで、そのテンシが私に何のようなの！？
謎の青年
まぁ落ち着いてください。
謎の青年
あなたはとっても不満が溜まってるように見えます。なのでその不満を解決していこうと思ってるんです。
七音
テンシがわざわざ私のために！？
七音
さすが天使！
謎の青年
まぁまぁ.........。
謎の青年
テンシとしてのお仕事ですから
七音
そしてどーすんの！？
謎の青年
まぁ、最近の世の中はスマートフォンというものが使われています。なので私達も現代についてきてアプリというものを作ってみました。
七音
アプリ？
七音
アプリで何が出来んのよ？
謎の青年
まぁそうなりますよね。
謎の青年
ダウンロードをしてみてくださいよ
七音
わかったわよ。
七音
んで、アプリの名前は？
謎の青年
そうでしたね
謎の青年
色々めんどくさいと思うので僕がやりますよ。
そして私はテンシにスマホを渡し、アプリをダウンロードしてもらった。
謎の青年
出来ましたよ
七音
流れ星って名前のアプリなのね
謎の青年
流れ星に願い事をするとなんでも願いを叶えてくれるってことからつけました。
七音
そんじゃあ、願いを叶えてくれるってこと！？
謎の青年
はい、その通りです。
謎の青年
一応何か願ってみてください
七音
んじゃあ、体育の時間ブス子が見学しますように！
謎の青年
ブス子は体育の時間何かがあるんでしょうか？
七音
あいつ運動出来なさすぎて体育の時間つまんないんだよね。
七音
みんなもそれについて不満溜まってんだよねー
七音
まぁ、私は超優しいから消えて欲しいとは思うけどあえて見学にしたんだぁ
謎の青年
ナイス判断ですね。
謎の青年
あ、そうでした
謎の青年
このアプリは願いを叶えたら払わないといけないものがありまして.........
七音
それなら大丈夫！
七音
私は家系的に余裕だから！
謎の青年
まぁ、理由は謎ですが分かりました
謎の青年
じゃあ、僕はそろそろ失礼します。
七音
こんなアプリあるんだなぁ
七音
多分嘘に決まってるけど
七音
てか、自分のことテンシって言うやつ痛すぎてやばいわ
友達
ねぇねぇ、ブス子体育見学だってよー！
七音
え、ほんとに？
友達
なんか、女の子の日らしいよ！
友達
マジでうれしい！
七音
それな
七音
体育たのしみ！
七音
(まさか.........テンシは本物の天使だったの！？)
友達
いいから、体育いこーよー！
七音
う、うん！
体育終了後
友達
今日の体育楽しかったね！
七音
ねー！
友達
あいつがいないだけでこんなに楽しいんだね！
七音
でも
七音
あいつがいないせいでA子が私ばっか狙って来るんだよね
友達
だから！七音が可哀想だよ！
友達
A子なんか七音ばっか狙ってたよね！
七音
そうそう！
七音
私、あの子無理かも
友達
わかる
友達
次の授業ってなんだっけ？
七音
英語だよ
七音
しかも単語テスト
七音
70点未満は再テスト
友達
うわぉ
友達
だる
七音
あーあ
七音
(あのアプリに英語のテストがありませんようにって書いてみよう！)
友達
七音？
七音
七音
あ、ごめんごめん！
七音
今、スマホいじっててさ！
友達
ヤンキーだねー！
友達
そろそろ時間だからいこう！
英語の授業中
先生
今回は単語テストありません！
友達
え、ほんとに？
先生
単語テストを行う意味を確認したら効率が悪いと思ったんだ。
友達
さっすが、先生！
先生
さぁ、授業にとりかかるぞ！
七音
媚び売るねー！
友達
だって先生かっこいいんだもん！
七音
恋人にしたいくらい？
友達
う、うん.........。
七音
先生は彼女がいないからいいと思うけど立場的にはおすすめしないよ。
七音
(先生恋人とかキモすぎ)
七音
(お前の顔では無理だよバーカ)
それから何度も何度もアプリを使い、思いのままにしていた。しかし、アプリを使っていく上での代償をまだ支払っていない。
七音
あーあ、私恋しちゃったかも
七音
翔くん.........。
七音
よし、翔くんと付き合えますようにっと！
七音
これで私はリア充だわ！
七音
明日がたのしみ！
七音
あ、翔くん！
翔
なんだよ急に
七音
実は私
七音
翔くんのこと好きでした
七音
(これで私は.........。)
翔
あはっはっはっはっはっはっはっはっ
翔
無理に決まってるじゃん
翔
ゴミのような性格したお前は
七音
な、なんで！？
翔
あー、付き合えると思った？
七音
！？
翔
お前みたいなブスには興味無い
七音
あ、あぁ
翔
もう帰るからな
七音
な、なんで.........。
謎の青年
こんにちは
七音
なんでっ！
七音
なんでなのよぉぉおおおお
謎の青年
後で言いますから黙ってください
謎の青年
僕はあなたに代償を支払ってもらいにまいりました。
七音
.........！？
謎の青年
ではあなたと関わりがある人に貴方の本性を拡散しますね。
謎の青年
あ、現代ではSNSが流行ってるようですね
謎の青年
んじゃあ、出血大サービスとしてSNSにあげますか！
七音
辞めて
謎の青年
え？願いを叶えることはそれ相応の代償が必要ですから。
謎の青年
ついでに
謎の青年
あなたの裸の写真とかあなたが整形する前の写真とかも拡散しますか！
七音
いやだ！
七音
いやだよおおおおお！
謎の青年
あ、途中で思い出したんですけどさっきの願いを叶えられないのは特定の人物でできない人がいたんですよ。
謎の青年
それに彼に当てはまっただけですよ。
謎の青年
そしてさっさと自分の行動に責任持てやこのクソブス野郎。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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