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白から黒に狂い咲く

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白から黒に狂い咲く

1 - 白から黒に狂い咲く

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2020年09月20日

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アメリ

んぅ.....そう....もう今日の朝が来たのね

ちらっと見えた窓からは 静かな雫が伺える

アメリ

今日は雨か....

アメリ

静かな雨って怖くて嫌だわ

アメリ

聞きたくない声だけが
脳内で流れてくる。

洗面所に向かい鏡を見ると 髪はボサボサ、下着に短パン なんという格好だろう。 鏡に映る瞳に光は無かった

アメリ

はぁ....着替えよ。

アメリ

今日は誰だったかしら

アメリ

×××だったわね。あれ、誰だっけ

アメリ

えっと.....あの人の好みは....

アメリ

猫耳メイドの萌え系....ちょっときもっ

そう言って彼女は クローゼットを漁った

アメリ

ふぅ....こんな感じで

アメリ

髪型は金髪にツインテールでいいかな

夜・・ピンポーンとチャイムが鳴った

アメリ

おかえりなさいなさいご主人様!

おっさん

ただいまぁ...//メアリちゃぁん

おっさん

会いたかったよぉ//今日も可愛いね....//ウヘヘ

アメリ

私もご主人様にすっごい会いたかった!

おっさん

僕とぉ...//同じ気持ちかぁ...//嬉しいなぁ....///今日もよろしくねぇ...ニチャア

アメリ

うん!今日はご主人様の大好きな私からの愛情たっぷりオムライスだよぉ

おっさん

おー!!それはぜひ一緒に食べたいなぁ...//一緒にアメリちゃんもたべちゃいたぁい...///ウヘェ

アメリ

もぉ、じゃ、一緒に食べよ?さ、早く早く♡

そして台所へ2人で向かった。

おっさん

おー!!これはぁ...//ハァハァすごくぅ....美味しそうだぁねー....///ハァハァ

アメリ

ありがとう♡ご主人様のために頑張ったんだからぁ...♡

おっさん

じゃあ僕疲れてるから....//口移ししてくれる...///?

アメリ

もぉ♡でも疲れてるからご褒美ね。はいアーン♡

おっさん

アー///すっごく美味しぃ...///メアリちゃんのあまーい味が...ハァハァ伝わってくるよぉ...

アメリ

じゃ、次は何する?♡私、もう眠いなぁー♡

おっさん

じゃあおじさんが...//寝かせてぇ...あげるよぉ...///

アメリ

うん♡気持ちよくしてねぇ....♡

そう言ってベッドに向かった

朝だ・・・今日は眩しいくらいの晴天だ。差し込む光で目が覚めた。

アメリ

ご主人様ぁー、朝だよぉ♡

おっさん

おはよう...//メアリちゃぁん

おっさん

じゃあ今日分はこれね。

アメリ

確かに受け取りました。2万円。

おっさん

いいサービスだったよ。

アメリ

ありがとうございます。

おっさん

利用した僕が聞くのもなんだけど...,

おっさん

こんな仕事をしてて羞恥心などはないのか?現実の自分に影響しないのかい....?

アメリ

アメリ

アメリ

お時間です。出てくれますか?

おっさん

ごめんよ。じゃあまた使うね

アメリ

アメリ

この仕事は.....

アメリ

嫌いじゃないですよ....

おっさん

そうか....またねメアリちゃん

アメリ

ふぅ....

ひとつため息をつくと、 すぐさまトイレに向かった。

アメリ

オェェェェェ;.....オェェェェェ;'.・ .

アメリ

なんなの.....あれ

アメリ

きっも....もうヤダ.....

アメリ

まぁ....いいや

そして彼女の心に1つ穴が空いた。 何かが欠ける音は気の所為だったか

アメリ

今日は×××さんだったかな。

アメリ

えっと....好みは....

アメリ

うわ......罵声?Sだぁ....?

アメリ

1番苦手なヤツじゃん。できるかな....

アメリ

まぁ、やってみるしかないかぁ....

アメリ

衣装は.....黒髪ロングと黒いキャミソールでいいかな.....

夜・・今日もインターホンが鳴った。

アメリ

あら、×××

中年男性2

お邪魔するy

アメリ

は?何上がろうとしてるの?

アメリ

あんたみたいなキモイやつ
家に入れたくないんだけど

中年男性2

あぁ....///いいねっ///

アメリ

は?気持ち悪い声出さないでくれる?

アメリ

不快だから.....

中年男性2

あっ...///ごめんよっ...///でも//

アメリ

反省してるみたいね。ほら、はい

中年男性2

えっ...?//

アメリ

は?わかるでしょ

アメリ

舐めろってことよ。それくらいで
許してあげる

中年男性2

あっ....///ありがたき幸せ...//

そう言いながらこの中年男性は足をぺろぺろと舐めるのだった。

アメリ

ふぅ....ご飯そこにあるけどほら、食べたくない?

こんなふうに会話は続き、 最後にはまたベッドへ行った

今日は少し霧がでている。 ちょっと寒いのはそのせいだろうか どこが寒いかさえも分からないがそう思うことにした。

アメリ

おはよう、早く起きないとご褒美あげないわよ。欲しいんじゃないの?

中年男性2

おはよう//あぁ、起きるよ

中年男性2

じゃあ今日分を支払うね

アメリ

はい、確かに3万円受け取りました。

中年男性2

ここいいね。昨日は痺れたよ♡

中年男性2

ただ、君みたいな子がこんなことしていいのかい?

アメリ

お客様が気にすることじゃないですよ

中年男性2

そうだな、じゃ、また

そう言って中年男性は帰った

アメリ

アメリ

アメリ

オェェェェェ;'.・ .最近気持ち悪い人多すぎ

アメリ

でも、この人。多くお金をくれたわ

アメリ

ふふ、いいわね......

アメリの心はこの時点で半分 壊れていたのだろう。 欠片が2つ3つと崩れていく音がした

アメリ

あ、今日は気分が学校だ。
準備しなきゃ

そう言って、アメリは支度をはじめた

アメリ

おはy

男子1

うわ、来たぞ(ヒソヒソ

女子1

ホントや、あいつビッチなんだっけ(ヒソヒソ普通に見えたんだけど(ヒソヒソ

クラスメイトのヒソヒソ話での嫌な予感と共に校内放送が鳴った。

校内放送

2年A組の繧「繝。繝ェ繝?繧「繝。繝ェ
さん。2年A組の繧「繝。繝ェ繝?繧「繝。繝ェさん。至急放送室に来てください。

アメリ

放送室・・・・

アメリ

清長先生!あなたでしょバラしたの!

清長先生

何言ってるのですか?

アメリ

とぼけないで!なんで!?

アメリ

お金もちゃんと払ってるじゃない!

清長先生

でも、あなたには飽きました。
もうあの頃のあなたはいない...

アメリ

はぁ?勝手なこと言わないでよ

清長先生

あなたの事を救ってあげたのは私なんですよ?

アメリ

でも、それとこれとは別じゃない!?

清長先生

あなたは用済みそれだけです。

清長先生

あなたの戯言を信じる人はいないでしょうね。

清長先生

まぁ、あとは頑張ってください

アメリ

はぁ?もう.....何よ

清長先生

とりあえず帰っていいですよ。
話は済んだので

アメリ

価値が下がったら捨てるのね

清長先生

えぇ、用はないので

アメリ

そう....

アメリ

アメリ

アメリ

戻りますね.....先生

アメリ

遅れてすみません.....

そう言った瞬間、どこからか丸められた小さな紙があたった。

男子1

来んな、ビッチ

女子1

そうよ....近づかないで!

アメリ

先生

アメリさん.....今回は失望しました

先生

あなたとは関わりたくありません....

そう言われた瞬間アメリは 行くあてもなく逃げ出した。

この瞬間にアメリの心を支えていたものが全て消えた.....何かが壊れたように いや、もう既に崩壊寸前だったのだ

どこまで来たのだろうか。 ここは、とても静かな場所で 波の音だけが聞こえる。

アメリ

アメリ

アメリ

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

アメリ

もうやだよ.....もう無理だよ

叫んだ瞬間、これまでもらせなかったものが全て一気に吐き出せた気がした

アメリ

もう....辛いよ

アメリ

信じても裏切られるばかりだよ...

アメリ

元は.....誰かに愛されたかった

アメリ

ただそれだけなのに

アメリ

もう.....戻れないな....帰ろうか

アメリ

学校は.....早退でいいか

アメリ

清長先生がどうにかしてくれそうだしね

鏡の前の自分の瞳の中はもう見ようとしても見れないほど真っ黒だ。きっともう戻れないのだろう。

アメリ

さぁ今日は誰だったかな

アメリ

今日の相手をしましょう....

そこには歪な形の歪んだ笑いだけが映っていた。

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