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半透明な君へ

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半透明な君へ

29 - これ以上___

♥

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2023年06月03日

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だいぶ前にしてた連載、消えてたんだけど...、 また見たいっていう人言ってくれたら、作り直します、!!

ちなみに、"殺戮の天使"を桃青にしたらすっごい合うなって思って、二次創作何も分からない時期にしたやつなんだけどね.....

勝手に人の心を読まれたら 誰だっていい気はしない

だから俺は、心を読まずに済むように 物理的に人との距離を置くようにしてきたし

軽率に人間に触れたいとも思ってはいけない人間だと自分を戒めてきた

なのにあの時...、

青宮が俺の袖を掴んだ時...っ 青宮を抱きしめたいと思ってしまった...ッッ

桃くん、こんな遅くまでどこ行ってたの、!?

ご、めん...ッッ、次から気おつけるから

ちょっと更衣室行ってくるッ(ガチャッ)

え、あ、うん...

...ッ(ポタッ...ポタッ.....)

(あの時、俺は何しようとしてたんだよ...ッ)

(あの時、衝動的に青宮似触れたいと思ってしまったんだ...ッ)

(ありがとうを言われて、初めてこの能力を認められたと思ったッッ)

(偏見も、差別も、何も無い真っ直ぐな気持ちが、ただただ嬉しくて...)

.....

(あの日、グラスを買いに行った時...)

(俺は、青宮の心の悲鳴を聞いた...)

(青宮の切ない思い、感情、言葉、熱が全身に流れ込んできた)

(こんなこと聞かれたと分かったら俺の事を絶対に避けるだろうと思った)

(そう思うと、目の前が真っ暗になった)

(...けど、青宮は、自分の気持ちをさらけ出して、言葉にして伝えてくれたッ)

(全て、俺の罪悪感を消すために...ッ)

(どんなに苦しかっただろう、どんなに悲しかっただろう...、どんなに怖かっただろう...ッッ)

(こんな能力を目の前にしても、青宮は俺を拒絶しなかった)

(...きっと、もう二度とこんな人には巡り会えない)

(立った17年しか生きてなくても、馬鹿らしいと思われても、ほんとうにそう思った)

(青宮に会いたい...っ)

ふぅ.....ッ(ガチャッ)

同僚

あ、桃、今日ホール中心でお願い

くスッ...(手を上げる)

あ、はーい

...ッ

莉子

久しぶり、桃くん

莉子

...今日も黒い服だ...(苦笑)

...お久しぶりです、莉子さん

莉子

というか、すごい髪濡れてるよ、?

これは雨で...ッ

莉子

...そっか、

莉子

じゃあ、今日はこれで帰るね...

莉子

紫くんにもよろしくね

莉子

じゃあ、代金置いておく...

...っ

莉子

まだ大学生なんでしょ、?

莉子

お小遣いだと思って受け取って

こういうのは困ります...

莉子

いいの、今日ちょっと罪滅ぼしもしたいから

莉子

じゃあ...、(キラッ...)

...っ、!(グイッ)

莉子

...ッ、!

(ガラスの.....破片...ッッ)

莉子

あぁ、これ...

莉子

さっき刺さったのかな...気づかなかった

莉子

ありがとう、それじゃね、桃くん

(偶然だってわかってる、でも疑念は残る)

(だったら心を覗いてやろう...っ)

r.....(ビリッ...!!)

...ッ!!!

(声が、出ない...、息ができない...ッ)

(感情を読み取るのを、否定.....された...ッッ、?)

(指先から、足先から、何か妙なものに侵食されていく感覚が襲ってくる...)

(あの人は、一体、何者なんだ.....っ)

.......ッ(ゾワッ...)

同僚

...っ、!

同僚

桃、大丈夫か、?

同僚

顔、真っ青だぞ、、?

...ッ(クラッ...)

ガシャン...(グラス)

同僚

っ、大丈夫か、!?

...はっ

...ちょっと休憩しておいで...

わか、った.....

一晩経ったら、少し頭の中が落ち着いていて、ちゃんと呼吸をしている自分がいた

紫ーくんは、朝になっても莉子さんについては一切触れてこなかった

察してくれたのか、聞くに聞けないのかは分からないが.....

俺自身、昨日のことを思い出すと、胸の中が薄ら寒くなる

でも、今は落ち着いているから、それは紫ーくんのおかげなのだろう

...(ドアを開ける)

よっ、桃、元気、?

っ、?!

ってぇ...、朝からプロレス技かけんな...

橙...、お前、朝からうざさ極めすぎ

最低、!

なにおまえ、いつにも増して辛辣すぎん、?!

はぁ..たくっ...

俺は席に座り、昨日のことを考える

(そもそも、高校生の俺に絡んでくること自体不自然だ...)

(それに、もしグラスを割ったのが彼女なら...、)

(なぜ、青宮のおばさんの店を襲ったのか...)

(いや、あの店を青宮のおばさんの店だと知ってやったのか...、?)

(なにかの警告として...、?)

(...ッ!)

(彼女も、能力者...ということだろうか)

(いや、そんなはずない、もしそうでも、俺に関わる理由がない)

桃くん、おはよ...ッ!!!(ニカッ)

ぁ、はよ...

桃くん、この間はありがとね、残念ながら犯人はまだ見つかってないんだけど...(苦笑)

.....ッ

(この先、青宮を危険な目に合わせてしまうかもしれない...、)

(何が起ころうとしてるのか、全く俺も検討がつかないけど、嫌な予感がする.....)

.....、?

桃くん...、?

(俺は、青宮の隣にいてもいいのだろうか...)

(当たり前のように秘密を守ってもらって...)

(そんな風に俺と関わる機会を増やすのは、すごく危険なことだったかもしれない)

(俺はこの能力を持ってる人の世界の何も知らない...)

(もし、ただの思いすごしでも、危険な事になんら変わりわない)

(青宮に秘密を知られてから、いつの間にか意識が薄れていた)

(普通の人間に、なれた気がしていたのかもしれない、どこかで)

だ、大丈夫...、?

顔色悪いけど...

おい、桃、青無視すんなよー

ごめん、笑

...(青宮のそういう無防備さが怖い)

(こんな俺の事をなんでそんなに信じてくれているのだろう...)

(だって今、俺が青宮の心を読んでるって疑ってもおかしくは無いのに...っ)

ガタッ...

へ、桃くん...、?

...っ(青宮をこれ以上傷つけたくない、巻き込んでは行けない...ッッ)

▷▶︎▷next♡2000

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コメント

3

ユーザー

続き楽しみにしてます!寝る前にここまで見れて大満足です!

ユーザー

テスト期間だから♡全然連打してなかった(´;ω;`) ごめんね… 今めっちゃ連打する!!! 続き楽しみ♪

ユーザー

主様のストーリーどれも最高です.ᐟ.ᐟ 連載ブクマとフォロー失礼します⸜❤︎⸝

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