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氷のずっと奥……影が、形を持つ。
"それ"は人の形をしているが、とても人とは思えなかった。
???
低く、濁った声。 歌音の背後に重なるようにその存在は浮かび上がる。
まるで__寄生しているかのように。
夏目 向日葵
影はニヤリと嗤う。
???
その瞬間、歌音の体が震えた。
花桜 歌音
夏目 向日葵
向日葵が叫ぶ、が… だがその影は、向日葵の声を遮るように氷の壁を広げた。
???
沈黙が一瞬辺りを埋め尽くす。
最初に声を上げたのは、向日葵だった。
夏目 向日葵
三輪 朝日見
三輪 朝日見
桐谷 柊
恍月 可不
樹狭霧 苗斗
夏目 向日葵
即答だった。 それほど、彼女は覚悟が決まっているのだろう。
樹狭霧 苗斗
夏目 向日葵
三輪 朝日見
三輪 朝日見
恍月 可不
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
桐谷 柊
夏目 向日葵
夏目 向日葵
瞬間、全員が理解した。 ……彼女が一番危険な役割だ、と。
???
その時、氷が爆発的に広がった。 先程の比ではない。
壁も床も関係なく、全てを飲み込むような氷、氷、氷。
夏目 向日葵
三輪 朝日見
明日見がもう一つ飴を口に放り込み、能力を発動。
三輪 朝日見
大量の飴を召喚し、氷の流れを強引に押し止める。
柊がその隙に動いた。
桐谷 柊
生成された宝石が空間に展開され、氷の軌道を限定させる。
桐谷 柊
恍月 可不
可不が静かに手を上げ、竜巻が氷を削る。
樹狭霧 苗斗
苗斗は一歩も引かず、まだ切れていない能力を使い斬撃で迫る氷を切断。
これで、彼女の通る活路は開かれた。
しかし__
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
三輪 朝日見
仲間達が止める暇もなく、能力が発動する。
彼らが意識を失う直前に見たのは…
夏目 向日葵
向日葵の、決意の固まった顔だった。
夏目 向日葵
仲間達が作ってくれた氷の道を、向日葵は迷わず走る。
???
すかさず、巨大な氷槍が向日葵に向かい落ちる。
…しかし、その軌道は逸れた。 まるで、歌音が向日葵を守ったかの様に。
ついに、手が届く距離まで近づいた。
……歌音の、苦しそうに歪んだ表情。 すかさず、向日葵は手を伸ばそうとした。
花桜 歌音
歌音の口から、掠れた声が漏れる。 その言葉は、確かに歌音自身の物だった。だが__
夏目 向日葵
向日葵は、銃を下ろした。 その行動に、影が一瞬戸惑う。
???
夏目 向日葵
…その言葉に、歌音の瞳が揺れる。
花桜 歌音
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
何気ない日常、失われてしまった時間。 それが、歌音の中で蘇る。
???
影が叫ぶ。 支配が、揺らいだ。
歌音の瞳から、涙が零れ落ちた。
花桜 歌音
花桜 歌音
影が歪む。
???
???
制御が崩壊する。
そして、向日葵の手が_____
歌音の手に、触れた。
第十四話「触れる、思いは。」 2026年4月20日完成
コメント
3件
更新お疲れ様です!無理せず頑張ってください! 操られても尚抗って♡♡♡まいと抵抗する歌音さん、信じて作戦を実行する向日葵さん...とても感動です😭
更新お疲れ様です!! モチベは保つの大変ですよね…自分のペースでゆっくり頑張ってください! 歌音さんと向日葵さんの友情にうるっときてしまいました…😢
本日のメモ書き<時計塔の裏話 モチベーションが著しく低下している …まずい、実にまずい。 これから忙しくなるってのによぉ……!