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冷たい夏の恋

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冷たい夏の恋

2 - 第2話 普通の朝 下

2024年11月30日

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え?

なっなに?霧?

さっきまでの空とは違い、まるで霧(きり)が白で全てを覆(おお)い 隠すかのように辺りは突然真っ白になった。

なっなにここ

あれ?さっきまでの道は!?

違う世界に来てしまったのかと思うほど歩いても歩いても 一向(いっこう)に霧の外に出れず、 道はさっきまで歩いていたものとは違うものになっていた

?

あっ!あそこに人がいる

よかった…!

肌も服も髪も全部真っ白だ!
こんな人初めてみたな~
アルビノだっけ?

私と同じぐらいだろうか、はたまた年下のような年上のような 独特の雰囲気をもつ少年だった

「すみません!」

?

「…」

「あの…?」

?

「君はどうしてここにいるの?」(振り返る)

「えっ!あっ!えーと…」

彼が振り返った瞬間、私は突然の質問に驚いたが 実際は彼の瞳の色の方が私には印象深かった さっきまでの空と同じように綺麗な水色なのに 彼の瞳には光がない 私はそれがなんだか怖くて身震いした

「あはは、道に迷ってしまって…(汗)」

白い少年

「……」

白い少年

「…あっち」

白い少年が指差す方は一見(いっけん)ここと同じ 霧(きり)のように見えるが確かに私がいた道だった

「あっありがとうございます!」

白い少年

「さよなら」

「え?」

彼の一言と ともに霧(きり)は消えていった。 「さよなら」と言った彼はどこか寂しそうな 何にも期待していないような表情をしていた。

環境音

ぶ~ん(車)

よかった、私帰ってこれたの…?

町はガヤガヤと音をたて起きようとしていた。 さっきまでの空とは変わり今の空は、まさに夏のギラギラ感 溢(あふ)れる眩(まぶ)しさを放っていた。

あれ?髪濡れてる…ずっと霧の中に
いたからかな?

夢のような出来事は 現実だと言わんばかりに私の髪にへばりついて 残っていた

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