あてんしょん! ※オリ主出てきます ※作者は豆腐メンタルです ※誤字脱字たまにあります ※原作改変します、してます ※解釈違いと地雷の気配を感じたら即ブラウザバック推奨です。 ※キャラ崩壊の可能性あり(しないような努力はしておりますが、、、) ※無断転載したら吊し上げます。晒し上げるのでなく吊し上げます。 大丈夫ですね?それでは、どうぞ!
次男ファーミンとセル・ウォーが蟻地獄と化した砂に巻き込まれ消えたあと。 砂まみれの部屋を出ようとしたオーター・マドルは人の気配を感じ振り返った。
フィグ
真っ白いパンプスがさらさらとした砂を踏む。 オーターのほうへゆらゆらと歩いてきたのはフィグ。
オーター・マドル
フィグ
オーター・マドル
フィグ
フィグはオーターの言葉を無視して再度聞く。
オーター・マドル
フィグ
オーター・マドル
きょとんとした顔をしたフィグは無表情のまま言った。
フィグ
フィグ
自分で名前を聞いたくせにもう知っていると言ったフィグ。 フィグはくるりと目だけを動かして砂まみれの部屋を見る。 そして僅か、にこりと不気味に笑い、、、ぎりっとオーターを睨み据えて言った。
フィグ
オーターの耳に届いたのは舌っ足らずなぼやけた声でなく、はっきりした声。 流暢に喋り始めたフィグに異変を感じ、思わず一歩後ずさったオーターのことを、きょろりと濃紫の瞳を動かして見据えたフィグ。 その姿はオーターに彼が先程まで戦っていたピエロとの血縁を感じさせた。
オーター・マドル
フィグ
フィグ
フィグの瞳から数滴涙がこぼれ、砂に落ちる。
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
オーター・マドル
オーターの頬を何かが切り裂く。 フィグの手を見てもそこにはなにもない。
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
空気が揺らぎ、そこに現れたのはオーターと似た背格好で、けれどメガネではなくサングラスをかけ、白いローブをまとった少年の蜃気楼。
オーター・マドル
フィグ
フィグ
フィグ
オーターに弟がいることをセルから聞いてか知っていたフィグは泣きながら嗤い、オーターの弟の姿をした蜃気楼でオーターを追い詰めていく。
オーター・マドル
フィグ
フィグ
不意にフィグは苦しげに呟いた。
フィグ
ごぷりとフィグの口から血が溢れる。 左胸のあたりを苦しげに鷲掴んだフィグの目からはポタポタと血涙が流れていた。
フィグ
フィグ
フィグ
血が、目から、口から、ぼたぼたと溢れ、フィグは片手で口を押さえる。それでも血は止まらない。
オーター・マドル
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
ギリッと歯を食いしばり、目から血涙を流し、オーターを睨みつけるフィグ。 その瞳は憎悪に染まっていた。
フィグ
フィグ
オーター・マドル
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
フィグ
オーター・マドル
オーター・マドル
フィグ
ぽつり、と。 薄っぺらい祈り文句がフィグの口から出た。
フィグ
フィグの右頬。 スペードマークのアザに半分重なるように星型のアザが現れた。
オーター・マドル
フィグ
フィグ
フィグ
泣いて、嗤って、踊って、狂って。 フィグは砂で切り刻まれていく自分の体を見ながら慟哭する。
フィグ
フィグ
フィグ
ごぷりと再びフィグの口から血が溢れる。 それでも瞳だけはオーターをしっかりと見据え、殺意を燃やしていた。 オーターはメガネのつるを押し上げ、1つ大きく息を吐きだして、言った。
オーター・マドル
オーター・マドル
オーター・マドル
オーター・マドル
フィグ
フィグ
オーターに血まみれの人差し指を突きつけて、ことりと首を傾げてぽつりと呟いて。 最後に一筋赤い涙を流したフィグはそのまま砂の上に崩れ落ちた。
コメント
2件
面白かったです︎︎(๑•̀ㅂ•́)و✧続きが見たいです