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段ボールから出たのは結構大きめの袋
………
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そう、大きさの割にだいぶ軽い。
開けていいのかなこれ。
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小さな机のペン立てからハサミを取り出す。
中のものを壊さないように、慎重に…
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再びプチプチの梱包材。
その上に小さな手紙があった。
「T0001へ。」
「ささやかながら、プレゼントです。」
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今までいろんなことしてもらったのに、突然のプレゼントに動揺が隠せない。
本当に暗殺組織か疑ってしまうくらい優しさに溢れている組織だ。
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中身が気になり、梱包材を解いていく。
………
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…この装備、五輪でみたことあるな。
インカムとスカウターが一体型になった装備だ。
なんか…
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何これやばい!
厨二心くすぐられるんだけど!
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興奮が抑えられず、我に帰った頃にはもう頭にそれが乗っていた。
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鏡の中の僕が僕自身を見つめている。
自分で言うのもなんだけど…
かっこい〜!
やっと落ち着いて、今度は同じ袋に入っていた服を引っ張り出した。
またまた手紙が入っている。
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「制服です。」
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いろんな形の服が出てきた。
全部で4種類、この中から好きなものを選んでいいらしい。
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ボス
ボス
ボス
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ボス
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ボス
ボス
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ボス
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ボス
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ボス
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ボス
ボスが懐中時計を確認して呟いた。
ボス
ボス
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え、何こわ。
何が始まるの…?
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ゾロゾロと人が入ってきた。
大体15人くらい。
後から遅れて白衣を着た人も入ってきて、この部屋の前方に立った。
職員
職員
3時間後
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長時間の説明がやっと終わり、僕は溶けるように机に突っ伏した。
職員はこの施設について、チームリーダーの僕の紹介、チームについての説明をした。
「チーム」は4桁の番号が割り振られており、1つのチームに大体15人ほどいる。
9999人いるという噂が世間で立っているようだが、あくまで「脅し」に過ぎないらしい。
そして何よりこれ。
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昨日の説明書とは比べ物にならないくらいの分厚いバインダーを渡された。
バインダーが「多すぎるんだよ!」と文句を言うようにたくさんの紙を束ねている。
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めちゃくちゃ重い…何だこれ。
それに、暗記するのは日本国憲法の条文だけではなく、法律•刑法も暗記する。
はっきり言って無理ゲー。
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「どうしよう」と言ってもやるしかない。
やりたくないけど…!!
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