1ヶ月後
僕がこの施設に来て1ヶ月が経過した。
憲法及び法律、刑法の暗記も何とかできて、そろそろ実践訓練という時期にボスに呼び出された。
…こわぁ。
コンコンコン
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ボス
久しぶりにこの部屋に来て、ボスと会った。
最近は部屋に篭ってずっと暗記してたし…
何回来ても、いつ来ても綺麗な部屋だ。
相変わらずマメな人だなぁ。
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ボス
ボス
ボス
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とにかく、とにかく嬉しかった。
自分に後輩ができるなんて!
ボス
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僕の嬉しい気持ちとは裏腹にボスはなぜか真剣そうな顔をしていた。
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ボス
ボスを呼んでみたら、ワンテンポ遅れて返事が帰ってきた。
ボス
T0001
ボス
ボス
ボス
ボス
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「災害兵器」とは言ってみたけど、実際それが何なのかがわからない。
人外の可能性だってあるのかな?
ボス
ボス
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ボス
T0001
T0001
ボス
ボス
ボス
T0001
待って待って待って。
情報が濁流のように流れてきて、脳内で処理するのもやっとくらい。
腕と脚がない子?
どういうこと?大丈夫なのかな?
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ボス
ボス
T0001
頭真っ白。
ん?でも待てよ…?
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ボス
ボス
ボス
ボス
ボス
ボス
T0001
ボス
T0001
え、自爆?
T0001
ボス
ボス
ボス
T0001
ボス
ボス
T0001
ボス
ボス
T0001
ボス
ボス
翌日
会議室で早速彼の紹介があった。
名前は「T4648」
それだけの紹介。
T0001
T0001
職員
T4648
彼は小さく頷き、音ひとつ立てずに僕の隣の席に座った。
T0001
隣の彼をそっと覗き見る。
感情ひとつ揺るがない真剣な表情と大海原を彷彿とさせる瞳が特に印象的だった。
男の子なのかな?
灰色の長い前髪が彼の片目を隠し、ミステリアスな雰囲気を演出している。
T0001
「かっこいいな」って思ってた。 なんか、かっこいい。
その日は彼と一言も話さず月日が流れ、そのまま実践訓練の日になった。
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