のあ
私はついにあの事をじゃぱぱに言った。
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱは掠れている声で答えた。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱは掠れた声で必死に問いかけた。
のあ
のあ
私はじゃぱぱに指を指した。
じゃぱぱ
のあ
のあ
じゃぱぱ
私はお構い無しに喋り続けた。
のあ
のあ
じゃぱぱ
もちろん作り笑いだった。
でも、、
もう本当の笑顔が出来なくなったなら、、
のあ
作り笑いの中でも、1番の笑顔を作りたい。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱは私に日記を渡した。
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱは涙目だった。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
やっとなれた。
貴方にとって大切な人に。
のあ
じゃぱぱ
12月25日
17歳の誕生日。その日に余命宣告をされた。
余命は1年。どうすればいいかあまり分からなかった。
特に大切な物も無い。人だって。
別に良かった。余命宣告されていなかったら 親に虐待、クラスメイトに虐められるばかりの人生だったから。
すぐに死ねる。でも1年は長い。
何をすれば良いのだろう。
1月8日
病院で入院生活になった。
まだ17歳だったのに。まだまだ遊びたかったのに。
お見舞いに来る奴なんか居ない。
全員俺の敵だったから。
1月29日
変わった子と出会った。
危うく日記を見られる所だった。
でもその子は日記を届けてくれた。
何かが、俺に似ている気がした。
2月16日
またあの子と出会った。
部屋番号を聞いてきた。
どうでも良かった。
俺に生きる価値など無いから。
3月1日
あの子の名前はのあ。
覚えられるか分からない。
でも、のあの表情は決して明るくは無かった気がした。
何だ。何が似ているんだ。
3月12日
外でのあと会った。
きっとあそこら辺で暮らしているのだろう。
外へ、毎日出たかったな。
なんかのあは、、俺が作り笑いしてることに 気づいてる気がする。
3月21日
のあが花を買ってきてくれた。
赤いゼラニウムだった。
綺麗だった。
ゼラニウムは死を知らせる花。
俺が死んだ時にはきっと枯れている。
4月1日
のあと絵対決をした。
のあは花を書いていた。
綺麗な青色の花を。
俺は真っ青な空を書いた。
俺とのあは、共通点が多いのかもしれない。
のあ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
いい。嘘でもいいから、
この笑顔を守りたい。
続き⇒500♡♡
コメント
11件
凄い!この作品好きです!
主さんの作品全部読みました!続き頑張ってください!
続き待ってます(*^^*)