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翔先生
先生の声が
頭に反響する
わたしは
窓の外を見ていた
空を
雲ひとつない空を
翔先生
うるさい
うるさい
うるさい
そんな時だった
翔んだ
真っ青な空に
白いセーラー服
セーラー服が空を
涙を流した少女が空を
翔んだ。
女子生徒
女子生徒
女子生徒
みんなが席を立つ
でも私は
ただ窓の外を見ていた
空を
少女が
儚く翔んだ
空を
驚くことは無かった
私は知っていたから
なんで彼女が
そらを翔んだのか
翔先生
汐莉
翔先生
汐莉
汐莉
ごめんね
凜々
凜々
翔先生
翔先生
凜々
翔先生
凜々
翔先生
汐莉
汐莉
先生は
凜々を裏切った
凜々は愛していた
それなのに
裏切ったんだ
翔先生
凜々
凜々
翔先生
翔先生
翔先生
凜々
汐莉
翔先生
汐莉
汐莉
翔先生
翔先生
翔先生
汐莉
汐莉
翔先生
翔先生
翔先生
翔先生
汐莉
翔先生
翔先生
汐莉
翔先生
汐莉
翔先生
汐莉
翔先生
汐莉
女子生徒
汐莉
女子生徒
汐莉
女子生徒
汐莉
女子生徒
汐莉
女子生徒
翔は
クズ男だった
でも私は
彼が求めるのを
拒否できなかった
私には
彼しかいなかった
凜々、
ごめんね
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
凜々
翔先生
汐莉
汐莉
翔先生
翔先生
汐莉
汐莉
この頃の私は
まだ知らなかった
数ヶ月後
自分が空を
翔ぶなんて