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#たっつん
R。
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コメント
3件
今回も楽しいお話ありがとうございました!!海辺で普通の高校生みたいに遊んで、青春して、未来を話して。逃げてるのなんて夢みたいに…うりさんが1人で居なくなろうとしたのに、ゆあんくんが「勝手に終わらせるは」ってやっぱり大切な人なんだなって思いました!あの星型のキーホルダー、ゆあんくんもなんだか知ってるのかな?星型のキーホルダー2人の宝物なのかな?続き楽しみにしてます!
海辺で無邪気に水をかけ合う二人の笑顔が、追われる身であることを一瞬忘れさせてくれるようで、すごく切なかったです。うりがゆあんを守ろうと一人で去ろうとしたのに、ゆあんが「勝手に終わらせるな」って追いかけるシーン、胸が熱くなりました。あの星型のキーホルダーが、二人だけの大切な約束みたいで…。続きが気になります。
夜明けと共にホテルを出て、市電に乗った。
そして辿り着いた先は海辺の町。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
どこまでも続く水平線に飲み込まれそうになる。 密かに夢に見た海。
それが今目の前にある。
瀬那 うり
そう言ってうりが口を開く。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
瀬那 うり
俺が唖然としている間に、うりは海辺へと走っていった。 靴と靴下を脱ぎ、ズボンをめくる。
海に入るのすら怖いくせに。
うりの後を追い、俺も海辺へ走る。
靴を脱ぎ、裸足になる。 波打ち際に立つと、引いては押し寄せてくる波が足にくる。
砂の感触は真新しく、海水は酷く冷たかった。
瀬那 うり
子どもみたいに無邪気に笑う姿はまるで、なんの業も背負っていない純真無垢な子どもに思えた。
真宮 ゆあん
そう言って俺も笑う。
今この時だけ、久しぶりに、事件のことも。警察に追われていることも。全て忘れられた。
バシャっと、浜辺に座っていたうりに水をかけてみた。
瀬那 うり
「やったな~!?」と言いながら立ち上がって、こっちに向かってくる。
瀬那 うり
2人してびしょ濡れになりながら、笑った。
どこまでも続く水平線だけが、俺たちを許しているように。 俺たちもただ普通に笑いあっていた。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
お昼。コンビニでおにぎりを1つ買って、また半分こする。
そして、今日は特別にアイスも買った。
海でびしょびしょになりながら、ベンチに腰掛けてアイスを頬張る。
瀬那 うり
うりは、食べ終わったアイスの棒を見せてくる。 そこには『当たり』の3文字。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
2人してまた笑い合う。 結局当たったアイスは、2人で食べた。
陽が傾き始め、水面が宝石のようにキラキラ輝いていた。
2人して浜辺に座る。
びしょ濡れになった服はとっくに乾いていた。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
ゆあんのたったその一言に、何故か苦しくなる。 だって、もうここには来れないって思ってるから。
瀬那 うり
午前1時。
宿には、ゆあんの寝息だけが規則的に聞こえていた。
よっぽど海ではしゃぎすぎたのか、今日はいつもより早く寝たし、よく寝ている。
俺はそっとゆあんの頭を撫でた。
すると、ゆあんは少し微笑み寝言を言っていた。
瀬那 うり
それだけを言い残し、荷物をまとめる。
机の上には、少しのお金と、星型の古びたキーホルダー、置き手紙を置いて静かに部屋を出た。
この日はよく眠れた。目覚めも良かった。
身体を起こし、背伸びをする。 ふと、隣をみると布団が空いていた。
不思議には思ったけど、トイレに行ってるのかなとも思った。けどどこにも居ない。
そして、机に目がいった。
机の上には1枚の茶封筒。
中には、数枚程度のお札。古びた星型のキーホルダー。 そして手紙が入っていた。
嫌な予感が襲う。けど大丈夫だと言い聞かせながら手紙を恐る恐る見る。
『ごめん』 たったその一言に呼吸が止まり、次の瞬間には部屋を飛び出していた。靴も履かずに。
港も。
駅も。商店街も居ない。
潮風が漂うこの町に。 ただ裸足で駆けずり回る。
人にぶつかりながら、異様な目で見られようとも。名前を叫び続けた。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
小さく呟く。ポケットには財布だけ。もう小銭しか入っていない。
他には何もない。
瀬那 うり
警察に捕まっても、ゆあんは共犯者にならない。 ゆあんは助かる。それでいいんだ。
アイツには夢がある。警察官になるって言う立派な夢が。
それを俺なんかが壊しちゃダメだ。
しばらく歩いていると、どこからかカレーの匂いがした。
その匂いにつられ、歩き続けると、そこには小さな食堂が1軒あった。
『いっぱい食べなさいね』
ふと、おばさんの言葉を思い出す。
途端に胸が締め付けられるように痛かった。
瀬那 うり
初めて本音が漏れる。
もう一度あのカレーを食べたかったな。
気付けばもう夕方になっていた。
裸足で探し回ったからか、足の裏の皮が剥け、マメが出来ていた。
痛みを我慢しながら走り続ける。
うりを1人にしておけないっ。俺も一緒に。
沿岸部の堤防付近。
ようやく、うりの後ろ姿を見つけた。
真宮 ゆあん
振り向き、驚いた顔をする。
瀬那 うり
俺は息を切らしながら、足の痛みに耐えながらうりに近付く。 そしてそのまま、うりの胸ぐらを掴む。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
うりは分が悪そうに目を逸らす。 その目元には隈がこびり付いていた。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
息を荒らげ、俺を振り払う。
そして、声を震わせながら呟く。
瀬那 うり
瀬那 うり
涙が溢れてくる。でも一生懸命堪える。
真宮 ゆあん
首を横に振る。だってうりがそう思ってるはずがないことは知っているから。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
俺は、うりが手紙と共に置いていった古びた星型のキーホルダーを見せた。
うりの表情があからさまに固まる。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
うりは下を向き黙ったまま。肩が震え怯えていた。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
俺はそっとうりに近付き、星型のキーホルダーを手握らせる。
うりは怯えつつも、不思議そうな顔で俺の顔を見てきた。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
うりは嗚咽を繰り返しながら、膝から崩れ落ちた。
震える背中をそっと撫でながら、うりの掠れた鳴き声を聞いているだけしか出来なかった。
少し離れた丘の上で、スーツ姿の男が2人を見つめていた。
すると、男の携帯が鳴った。
画面には『〇〇県警捜査一課』の文字が。
??
𝐍𝐞𝐱𝐭♡···▸200
◾︎◽︎To be continued◽︎◾︎