ビジネス不仲の2人

青ちゃんは俺の方を凝視する

青ちゃんは何かハッとしたように黙る

青ちゃんは前みたいに慰めてくれない

違う方を向いているだけだった

沈黙につつまれるリビング

最初に口を開いたのは＿

他のメンバーは黙って2人のやりとりを聞いている

空気が重くなってくる

俺はもう逃げ出したかった

聞こえてしまった

俺は言葉の針が心にグサッと刺さる

ポロッと俺の目から水滴がおちる

あ、れ……何で涙がｯ…？

一瞬青ちゃんの目が苦しそうに見えた

だがすぐにそらされてしまう

…まただ

さすがの紫ーくんも困った顔をしている

俺は、ふと思った

この言い争いは…

青ちゃんが言ってたように

‪” ‬俺が原因 ‪” なんじゃないかって‬

元はと言えば俺が青ちゃんのことを嫌いって

青ちゃんにそう思わせたことから始まった

俺があんなことしなければ…

こんなことにはｯ…

そう思ったら止まらなかった

やれやれ…と肩を下ろす紫ーくん

すると、黄くんが周りを見て言った

僕はリビング全体を見渡す

ほんとだ…いない…

2階に行ったとか？

それとも…

不穏な予感がして固まる

赤くんが…出ていった…？

シーンと静まり返るリビング

何か言おうと口を開こうとしたら、

誰かの携帯の通知音が響いた

みんな自分の携帯を見る

‪” ‬赤くん ‪” この言葉にピクリと反応する‬

紫ーくんは自分の携帯の画面を凝視している

どうしたんだろ、？

みんなで紫ーくんの画面を覗くと、

未読のメッセージ

8：30 AM

赤がトークを退室しました

嘘でしょ、？

赤くんが…

脱退…？