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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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青葉

…っ、

私は自分の部屋の、ベランダへと出る。

ここは三階だから、落ちても幸い助かるくらいの高さ。

青葉

…うぅっ、

今日は、すごくいい日だった。

ジャックが…ううん、敵の人が私を見てくれていた。

表では、媚びを売っている何もしない瑠璃子ちゃん。

裏では、我慢しながらも頑張っている私。

そんな、私を見てくれる人がいたことに嬉しくて____…

でも、やっぱり…精神的苦痛は消えない。

青葉

苦しいよ…っ、

助けの手を伸ばしても、誰もその手をとろうとしてくれない。

…いや。見ようとすらしてくれないんだ。

青葉

…ここから、落ちて、

もしも、“死ねるのなら”。

私は、幸せになれる?

楽になれる___?

青葉

…っや、ダメだ…

昔は、みんな手伝ってくれていた。

その頃はあまり負担がなくて、今にとっては楽なものだった。

でも、こうやって日本代表に選ばれた以上、練習は当たり前にキツい。

だから、みんなクタクタ。

…手伝わせることなんかできないじゃないか。

青葉

…何したらいいの…っ、

もし。私が洗濯畳んだら。

ご飯を作ったら。飲み物を作ったら。

みんなは、

「ありがとう」

「よく頑張ったな」

「上手だな」

言ってくれますか?

苦しいでしょ?

悲しいでしょ?

解放されたいんでしょ?

だったら…

「とっとと死ねよ」

そんな、悪魔の囁きが聞こえる。

青葉

…っ

そして、気付くと

青葉

…え?

空中にいたんだ。

_________そして。

青葉

…だッ‼︎

頭を地面に強く打ち、意識を手放した。

顔に当たる雨の一雫は、目から頰に伝っていく。

…まるで、泣いているように。

…これで、いいんだ…

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