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轟焦凍
とかなでの頬に触れながら言った
かなでの頬は赤く熱を持っていた
毒島かなで
轟は頭にクエスチョンマークを浮かべた
かなでは何とか落ち着こうと轟が買って来てくれたジュースを口にした
ジュースの甘さがかなでの気持ちを和らげてくれた
かなではきっと想像もしていなかっただろう
好きな人と普通の子の様に日常を楽しむことが出来るなんて
幼い時から失う恐怖に追われる毎日を送っていたのだ
どんなに大好きな父親と居てもナイトアイと居ても、居なくなってしまうのではないかと考えない日なんて一度もなかった
それが今好きな人が一緒にその恐怖を背負ってくれている安心感に甘えるくらい許して欲しいと思った
毒島かなで
轟焦凍
轟焦凍
2人は手を繋ぎフードコートへと向かった
幸せそうな2人を見つめる黒い影があるとも知らずに