昔
と言っても2年前の話だ
母親が事故で亡くなった
それ以降
親父は変わってしまった
酒に溺れ
暴言を吐き
暴力をふるい
賭け事にのめり込んだ
まるで
“現実から逃げるように”
そんな生活に嫌気が刺してきた時
助けてくれたのが
「星空」と「蒼空」だった
柊星空
そんなの言われたことなんて気にしなくていいでしょ!
柊星空
勝手に言わしとけばいいんだよ〜w
柊星空
それに
柊星空
自分はわるくないと思ってるなら
柊星空
心にその言葉を入れる必要はないよ!
結城衣奈沙
………ッッ!
雨野蒼空
暴言とか暴力とかさ
雨野蒼空
向こうに100%非があるんだから
雨野蒼空
真に受けなくていい
雨野蒼空
それに嫌なら逃げればいいだろ?
雨野蒼空
もう高校生なんだから
雨野蒼空
一人暮らしだって出来るし、ボク達もいるだろ?
結城衣奈沙
……ッッ!
救われた気がしたんだ
思っていても言えなかった事をアイツらは
全部言ってくれた
だから
アイツらの事をオレは心の底から
尊敬しているし
信用している
でも
まだ他の人は信じれそうにないな……
まぁ……別にいいか…
どうせ
“信じたって裏切られるのがオチなんだから”
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