また会おうな…

君といれるのもあと１週間か…

俺がもう長くは生きられないということを知ったのは３か月ちょい前だった。

体験したことない尋常じゃない痛みが襲ってきた

突然の痛みに意識を手放してしまった

まろはいなかった。出張に出ていたから

何時間たったのだろうか。俺はようやく意識を取り戻した。

俺が...？昨日まで元気だった俺が...？

残り３か月です...

医者の言葉が頭に入ってこなかった。 心臓病？余命は３か月？この俺が...？

そのうちまろにもバレるだろう。 でも俺は残りの時間もまろと一緒にいるって決めたから。

最近、ないこの様子がおかしい。ボーっとしていることが多いし。 ないこは体調悪くないって言っていたけど絶対嘘だ。 目そらしたもん！！

ないこが部屋を出て行ったのを確認すると俺はいつも彼が飲んでいる、薬を取り出した。

余命まで残り１週間...

俺は、その場で泣き崩れた。あんなに一緒だったのに...って

ないこ余命１日

ぎゅっ

そういったときだった...

俺は、その場で崩れ落ちた。

彼が俺を抱きしめてくれた。

その体は俺より全然大きくて暖かかった。

最後に、伝えたかった。大好きな彼に。意識が途絶えるまで。

まろを愛するからっ！！

“長生きしてねっ！！“

涙でぐしゃぐしゃになったけど、最大限の笑顔でこう言った。

また会おうな...？

コンッ

それは、いつも君がつけていた銀色のピアスだった。

幸せに生きてね…まろ

そう聞こえた気がした。

あれから、５年…

ピンクと青の花をそっと添えた。

ないこ...

だいすきだよ！！