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4 - 『ダメなのかよ』

♥

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2024年06月01日

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晴天の中

宣誓と ピストルの合図ではじまった体育祭

声援響き渡る

大盛り上がりのグラウンド

 

私は救護テントでほぼひとり… と思いきや

runa

みんなクラスのとこいてもいいよ?
わざわざテント近くにいなくても…

etちゃん

なんで一緒に応援しよーよ

etちゃん

…って若が(ボソリ)

runa

そうなの?

なぜかテント近くに集まってくれて (嬉しいけど)

yanくん

えぇ!!ちょっとえとさん!?

hrくん

そうだよ、るなさん寂しいでしょ?

hrくん

…って

hrくん

若が言ってます(ボソリ)

yanくん

ちょお、オレ言ってねえから!!

 

そんなこんなで競技は進み

 

etちゃん

やったぁ!みてっ

etちゃん

お目当てのパン♡取って走ったよ〜!

runa

えとちゃんおめでと!

hrくん

みんな好みのパンのとこにダッシュしすぎで争奪戦だったねw

etちゃん

だってこれめっちゃ有名なパン屋のやつだよ!これ出るって聞いてパン食いでたんだって!

ちょっと豪華なパン食い競争やら

hrくん

あーオレ行かなきゃ…

yanくん

ヒロくんなんだっけ?

etちゃん

コスプレレース…

hrくん

気づいたら出るのに名前書かれてたんだけど!?

runa

じゃあもう

etちゃん

あれだ…

yanくん

ヒロくんなんてあれしかねぇじゃん

 

トラックに降り立つ

…王子様…の衣装のヒロくん

---ぎゃあぁぁあぁ!!

runa

うわーすごい!
歓声…悲鳴…?

女の子たち 結構な人数、泣いてるのが見える。

etちゃん

さすがヒロ人気www

yanくん

るな
これ誰か倒れるよ絶対…

etちゃん

尊死ね

runa

るなもそんな気がする…

ヒロくんが悲鳴?に困惑しながら 走り切った…すごかった。

runa

よぉっし、次はるなですね!

私の最初にして最後の出番✨

runa

るな絶対投げるやつみんな入る気がするっ!

今日はなんだか なんでもできちゃう気がする!

…意気込んでいたら肩に手が置かれた。

yanくん

…希望を持つのは悪いことじゃないから!

runa

…希望じゃナイヨ

yanくん

…えーっと…

jpp

希望なんかじゃないもんなっ🎵

しばさん

やればできるんだよ、うちのるなさんは

ゆあんくんの後ろ ぬっと大きな二つの影…

runa

じ、じゃぱぱさんっ!?

jpp

よかったー間に合って!

yanくん

げっ!!

jpp

げってなんだよ。

jpp

ゆあんくん久しぶりっ!!おっきくなったなー!!背は変わんねぇけど!

じゃぱぱさんがぐりぐりとゆあんくんの頭をこねくり回した。

yanくん

うるせぇ!お前がデカすぎんだよ!!

jpp

んで、彼女できた?前欲しいなーって言ってたけど?ん?

yanくん

はぁ!?いきなりナニを!

jpp

できてねーか…いやできたら困る。
るなに指一本触れてみろ。

runa

じじじじゃぱぱさん

いきなり表情が消えて、手をシャツの内側のポケットへと突っ込んだ。

目がすわってる…!

そんなじゃぱぱさんに顔色ひとつ変えないで、ゆあんくんはシヴァさんの方へ向き直った。

yanくん

オタクのボス情緒不安定すぎない?

しばさん

悪いな、浮かれてるんだ。たぶん。

しばさん

るなさん、さっきから玉入れでる人門集合〜…って放送入ってるけど

しばさん

いいの?

runa

ハッ!

runa

もーじゃぱぱさんがうるさいから聞こえなかったよー!!

jpp

えっオレのせい!?

yanくん

いっといでよ、るな。
頑張ってね。

runa

うん行ってくるね!ゆあんくんシヴァさん行ってきまーす!

しばさん

頑張ってな

jpp

オレもいますけど!?

うるさすぎるお兄ちゃんは置いて 私は急いで門まで走って行った。

俺はもう少し見やすいところで見てくる---というシヴァさんと別れ

yanくん

じゃぱぱ見にくるなんて珍しいね。

jpp

…そう?

オレとじゃぱぱ、二人きり

jpp

ちょっと気になることがあるのと…あとは淡い期待かなぁ

ははは…情けなく笑う、オレの目の前にいる男。 さっきまで睨みつけて胸から何か出そうとしていた人には見えない。

yanくん

jpp

…お姉さん、元気?

yanくん

そんなの

yanくん

オレよりお前がよく知ってるだろ。

jpp

形式的な挨拶みたいなもんだよ。

悲しい顔をして近くのベンチに腰掛けた。

その隣に腰掛ける。

yanくん

今日来るって聞いた。

jpp

…マジで!?

yanくん

30分だけな。

jpp

うわ、マジかぁ…嬉しいな…

yanくん

(嬉しそうな顔)

 

---オレはこの二人に何があったかは知らないが

強い絆があることだけは知っている。

姉さんが組長代理になった時

じゃぱぱは まだ先代がいたのにも関わらず

ボスの座についたらしい。

 

オレはまだ組に入ってないから 詳しいことはまだ教えてもらえない。

yanくん

(中途半端なのかな…)

 

普通の学生生活を満喫したい

だけど早く姉さんの支えにもなりたい

だけどるなと離れたくない

 

優先順位がわからない。

 

オレはいつも

このジレンマで歯軋りしている。

 

yanくん

じゃぱぱさ、お前いったいナニを考えて…

noaさん

noaさん

ゆあんくん?

yanくん

姉さん!!

振り返ると、姉さん---のあさんが大きな袋を抱えて立っていた。

jpp

…っ!

jpp

のあさん

noaさん

…じゃぱぱさん、お久しぶり、です。

 

ふたりの間に緊張感漂う …でも、これは

オレはちょっと、邪魔らしい。

 

yanくん

ねぇさ…のあさんオレんとこ座って、ほら。

先ほどまで座っていた場所を指さした。

noaさん

えっ!?ゆあんくんは!?

jpp

ちょっとゆあんくんどこ行くんだよ!

なかなか座ろうとしないのあさんの肩をぐっとした方向へ押す。

すとん

yanくん

クラス席戻るの。

焦る二人を背にして スタスタと自分の席へ戻った。

no

おかえり

no

お姉さんには会えた?

yanくん

あれ

yanくん

…ナニ撮ってんの?

クラス席近くに戻るとなおきりさんが スマホをグラウンドに向けている。

…の隣で腕組んでるシヴァさん。

しばさん

もふくんに撮ってきてって頼まれているんだけど

しばさん

俺、スマホ越しじゃなくてちゃんとみたくて

no

シヴァさん肉眼でみたいっていうから

no

僕が撮影係なの

そーゆーことだよって にっこり笑うなおきりさん。

片やあのマフィアのボスの右腕と

片やそれなりに大きな組の若頭補佐…

yanくん

…仲良しか

no

そんな時があってもいーじゃないの

しばさん

あっるなさん自分で投げたやつ自分に当たったぞ

yanくん

え、なにそれどーゆー原理?

グラウンドに視線を移しるなを探す。 赤くなった鼻を押さえているとこだった。

no

えいって投げたのが…
真上に上がってそのまま落っこちた。

yanくん

あーるなならやりかねる。

しばさん

そうだな、想定の範囲内だ。

no

…イインダ

想定内と言われた本人、友達大丈夫かと言われ赤くなって焦っている。 …抜けてるところもまぁ好きだけど

やばい、勝手に顔がニヤける… オレは片手で口を隠した。

yanくん

(…かわいーな)

yanくん

(俺も撮っとけばよかったかなぁ…)

yanくん

(いやでも玉入れだけ撮ってるなんて、なんか意味深だよなぁ…)

yanくん

(るなとってるのバレちゃうしなぁ)

※今更

no

no

シヴァさんうちの若がこの動画欲しいって

yanくん

オレ言ってないってば!

no

すぐ顔に出るから〜
…わかっ!ブレる!

心のうちをまんまと読まれ 恥ずかしくなってなおきりさんの肩を揺さぶった。

しばさん

ダメだ

しばさん

うちのファミリーの秘密裏だから。

yanくん

えぇ…

yanくん

…ダメなのかよ

ギリギリギリ…

no

いてて若怒らないで

無意識のうちに、なおきりさんの腕を より強く握ってしまった。

runa

んー…

runa

結局たま入ったのかなぁ?

投げるのに必死で はいったのかどうかはわからず。

runa

一つはなんでか顔の上落ちてきたけど

runa

きっとみんな入ったよね!

runa

るなはやればできるんだ子だから✨

※褒められて育ったので自己肯定感爆高

----

すいませーん

----

こけちゃって…見てもらえますか?

runa

あっはーい!

runa

じゃあ一度水で洗って…それから消毒を…

すみません体調悪くて…

runa

熱中症かなぁ…

runa

水分とって横になっててくださいね

救護テントもそれなりに賑わってて

スポドリあまってますかー?なくなっちゃって…

runa

ありますよー!

runa

というか

runa

(うりりんはどこに…?)

朝から姿を見ていない。

学校にはきているみたいだけど 今日会えていなかった。

runa

もーどこ行っちゃったのかな…

runa

あれ、もう消毒薬とばんそーこーがない…

たくさん詰めておいたはずなのに 残りわずかだった。

runa

保健室に取りに行かなくちゃ。

テントにいる人へ声をかけてすぐ戻ることを伝える。

急いで保健室へ向かった。

久しぶりであなたの顔が見れない。

jpp

…すごいおっきな袋。何入ってるの?

noaさん

あの、ゼリーつくってきたんです。

袋から一つ取り出して じゃぱぱさんの手のひらに置いた。

昨日から準備して作った 渾身のフルーツゼリー…

jpp

うわー!すっご!
お店のみたいっ!

noaさん

本当?

jpp

本当だよ。ね、食べてもいーい?

私の返事を待ちきれず ゼリーの蓋をあけている。 急いでスプーンを渡した。

jpp

うま

noaさん

そう、よかった…

話したいことたくさんあるのに

jpp

この間のアップルパイめっちゃうまかったよ!

jpp

俺、のあさんのつくるアップルパイ世界で一番好き!

noaさん

大袈裟だよ////

そうだよね、だから いつもその言葉が聞きたくて

よく作ってしまうの

jpp

…こうしてると高校生の頃思い出すなぁ

noaさん

じゃぱぱさん

noaさん

学校違うのによく私のところまで遊びに来てましたね?

jpp

いや、のあさん元気かなーって

noaさん

うち女子校だったからすごく目立ってたな…

jpp

いやーでも俺気にしないし!

jpp

楽しかったよな!
放課後遊んでね!

あなたを意識し始めた頃の話。 …懐かしかった。

jpp

元気そうでよかったよ

jpp

会えて嬉しい

noaさん

わ、私もですっ՞ ՞

jpp

…大丈夫?

じゃぱぱさんの声のトーンが落ちた。 この大丈夫?は… 組のことについてだろう…

noaさん

なんとか

jpp

ゆあんくん、卒業したら正式に入るの?

noaさん

…うん

noaさん

それまではなるべく、高校生を満喫させてあげたい。

 

 

noaさん

ねぇっ

noaさん

じゃぱぱさんっ

jpp

ごめん!もう少しなんだ

jpp

のあさんの気持ち痛いほどわかる。定期的にきく桃虹組の状況…

jpp

今は詳しくは言えない

jpp

待ってて…それしか言えないんだ。ごめん!

あなたがあまりにも必死だから

もがいてくれているのがよくわかった。

重荷になってるのかもしれない。

noaさん

大丈夫、必ずそれまで

noaさん

なんとかしてみせます。

本当はとうに限界を過ぎてしまったかもしれないけれど

やらなくちゃ

私とゆあんくんと

jpp

待ってて

るなさんのためにも

 

noaさん

信じてる。

 

用意…パァン…ン

jpp

---!

noaさん

!!いまの

うまく被せたみたいだが ピストルの音ともう一つ

jpp

…銃声だ!

お互い緊張が走った。

人気のない校舎内にひとり入る

runa

えっとえっとー…

runa

どこだったかな

外は騒がしいのに 中はやけにひっそりとしてて

ちょっと怖いな

runa

あったぁ

早く戻らなきゃ

 

 

 

runa

---きゃあ!!

---ダン!

…いきなり大きな音がしたと思ったら いま開けていた消毒薬のガラス棚に…

runa

…穴

 

失礼お嬢さん

 

コツコツ…コツ

runa

振り返らなくても背中で感じる

男の人…複数の足音…手には銃

 

桃虹組の若頭が御執心なのはあなたかな?

runa

---!

背後からずっと聞こえてくる

…知らない声

runa

(…ゆあんくんの)

手に持つ消毒薬と絆創膏を 強く抱きしめた。

 

まったくこんな小娘に

 

執心してるから組が潰れていくんだ!!

 

反旗を翻すにはいい人質になるだろう

人質?

runa

(もしかして…)

runa

(私がじゃぱぱさんの妹だって知らないの…!?)

私がいるのに天龍会の言葉が一切出てこない。

ということは私目的ではない

 

さぁ、一緒に来てもらえるかな?

 

これは桃虹組の痛手になるだろ

 

一般人を巻き込むなんてな

runa

(やっぱり!私を天龍会の人間だと思ってないんだ!)

runa

(じゃあ狙いは…)

runa

(…私じゃなくて)

 

 

ゆあんくんだ。

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コメント

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やっぱり何度見ても好きすぎる……!

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