テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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人は信じたらあかん

第3話 - 第3話

1,188

2024年02月02日

#宮侑

#宮治

#稲荷崎

#治侑

すぃすぃ

侑

（俺は甘い言葉には、
揺るがん）

侑

（俺は一人でもいける）

侑

（そう、一人でも…）

侑

（一人…）

侑

（サムの告白がほんまなら…でも、遊んでるかも）

侑

（そもそも兄弟なんやし）

侑

（男同士やし、喧嘩よぅするし、殴ってしまうし…）

侑

（サムがほんまに俺のこと好きでも付き合えん…）

侑

（付き合ったら
親に殺される）

侑

（てか、それならもう殺されたほうがましか）

侑

（ほな、家帰ろ）

侑

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

侑

ﾄﾞﾝｯ）ｲｯすいません

侑

大丈夫ですか？

モブ男

いったいな

モブ男

どこに目ぇついとんねん

侑

す、すみません

侑

俺急いでるんで失礼します

モブ男

ｶﾞｼｯ）ちょおまてや

侑

な、なんですか
（怖い怖い怖い）

モブ男

暗くて見えんかったけど
自分結構イケメンやん

モブ男

なあ、ヤろや

侑

無理です、
俺ホンマに急いでるんで

モブ男

せっかちやな
すぐ終わるから、な？

侑

わかりました
なにするんですか？

モブ男

エッチ♡

侑

ﾋﾞｸｯ）い、いや
無理、です

モブ男

えー、なんで？
そんな怯えてかわええな

侑

そもそも、男同士やし、
無理やて、では、

モブ男

出来るて、ほらこことか（ｺﾘｺﾘ
気持ちいやろ？

侑

ん//ちもちく、ないわ、あ//

モブ男

嘘つけやw　
声出てるやん

侑

いや、それは、ん//
ちょっ、まっあっ//

侑

イ、ク、ん//あ//ｲｸ//
（ﾋﾞｭﾙﾙﾙﾙ

モブ男

乳首だけでイッたん？
変態さんやね

モブ男

もぉ、こっちも具合
良さそうやん

侑

いや、やめて、ほんまに(泣)

モブ男

あー、すまんすまん

モブ男

でも、もう入れるで
俺限界やわ

侑

いや、無理やって(泣)

モブ男

ｽﾞﾎﾞｯ）きっつ

侑

んぁ//い、痛い(泣)
（ﾋﾞｭﾙ

モブ男

入れただけでイクなや

モブ男

いまからやで
（ｽﾞﾎﾞｯｽﾞﾎﾞｯｽﾞﾎﾞｯ

侑

んっ/んっ/んぁっ/

侑

いや、や、んっ/(泣)

モブ男

イッたら終わるやん

侑

んっ/(泣)
ｲｯ、うっ/あっ//まっ、

侑

イ、イク//
んっ/あっ//ｲｸｲｸｲｸｲｸ

侑

（ﾋﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

モブ男

ほな、最後に（ﾊﾞﾁｭﾝｯ

侑

あ゙//（ﾌﾟｼｬｰｰｰｰｰｰ

侑

ｶﾞｸｯ）ﾋﾞｸｯﾝﾋﾞｸｯﾝ

モブ男

あー、やりすぎたかも

モブ男

自分もしかして、初めて？

侑

ｺｸｺｸ）

モブ男

それは、すまんな、
やり過ぎたわ

侑

ｺｸｺｸ）（優しい？
でも、今だけや絶対）

モブ男

家まで送っていくで

侑

ﾌﾘﾌﾘ）

モブ男

でも、立てへんやろ
歩くんなんてもっと
無理やろ

侑

ﾌﾘﾌﾘ）

モブ男

…なら、俺は行くわ
頑張れよ
またされても知らんからな

侑

（立てたけど、歩けへん）

侑

（頑張ったら行けるか）

侑

ﾄｺﾄｺ）

侑

（乳首擦れるだけで
イきそうや）

侑

（最悪すぎる、絶対アイツのせいやし）

侑

（気持ち悪い…
早く死にたい）

侑

（あ、あかん
歩けへん）

侑

ﾊﾞﾀｯ）ここで死ぬんかな、

侑

（好きな人にも嫌われて）

侑

（おまけに好きな人でもない人と付き合って、知らん人にケツでイかされて）

侑

告白しとけばよかった（ﾎﾞｿｯ

治

ツム！！！！！！！

治

スナ！！救急車！！

角名

あ、うん！

プルルルル

救急隊員

どうしましたか！

角名

え、あ、あの、

救急隊員

落ち着いてください
大丈夫ですから、

角名

え、あ、すいません

角名

友達が外で倒れてて…

救急隊員

わかりました
どこですか？

角名

えっと〇〇公園の右側です

救急隊員

わかりました
すぐに向かいます

救急隊員

脈の測り方はわかりますか？

角名

あ、はい

角名

治、脈！！

治

あ、おん！

救急隊員

友だちといるんですか？

角名

あ、はい、
その友達の双子なんです

救急隊員

わかりました、
話は後で聞きます

救急隊員

そろそろ着くと思うので、
次の指示はその人に従ってください

治

脈ある！！

治

生きとる！！
よかった、

救急隊員

それでは失礼します

ウーーーー

救急隊員

失礼します！

救急隊員

脈はある、
息もしている

救急隊員

（そこまで、重症じゃないのに、たおれている）

救急隊員

（精神的に弱って
いるとか）

治

あ、あの

治

ツム、は大丈夫なんですか？(泣)

救急隊員

大丈夫ですよ、
話があるのでついてきて
ください

治

は、はい

救急隊員

ほな、運びます
来てください

救急隊員

とりあえず、
生きてはいます

治

良かった、

救急隊員

しかし、起きるかはわかりません

治

な、なんでですか

救急隊員

それは、私達にもわかりません

救急隊員

外部からの傷はないし、
呼吸もしっかりしている。

救急隊員

思い当たるのは、
自ら死を選んだとしか
考えられません

治

そ、そんなんけないじゃないですか！

救急隊員

落ち着いてください、

治

すいません、

救急隊員

最近なにかありましたか？

救急隊員

例えば
いじめとか、虐待とか、

治

え、えっと、

救急隊員

ゆっくりでいいですよ

治

いじめかはわからへんけど
ある女に、無理矢理エッチされてて泣いてるとこ
見たんです

救急隊員

それかもしれませんね

治

で、でも！ツムはそんなに弱くありません

救急隊員

それを決めるのはあなたではない。無理して自分を作って限界が来て自殺する、

救急隊員

そんな人は数得きれない
ほどいます

救急隊員

今回は、自殺ではなかったけど、自ら死を選んだんだと、思います

救急隊員

たとえ、そんなに弱くなくても、それがストレスになったりマイナス思考になることも少なくありません。

治

…

救急隊員

人は生きるのは大変です
死ぬのは簡単です、だから

救急隊員

死ぬ人が多いのかもしれませんね

…

救急隊員

すいまん、暗い話をしすぎましたね

角名

あ、いえ、大丈夫です

角名

治？

治

…俺、知ってたんです

治

ツムが虐待されとること

角名

え？

救急隊員

本当ですか？

治

はい、すいません

救急隊員

今もですか？

治

今はわかりません
でも、小学生からされていました

治

もしかしたら、保育園から

救急隊員

…

治

ツムは俺よりよっぽど口が悪くて、調子乗りで人のこと見下していたんです

治

その日もツムは人のこと見下して泣かしてしまったんです。

治

そして、親が呼び出されて、家に帰ったらツム、傷だらけで

治

どう見ても殴ったあとで壁に血がついてたんです

治

でも、ツムは
「転けたんやw」って
笑ってたんです。

治

それが、どうしても許せなくて、言ったんです

治

「なんで、嘘つくん、それ、虐待やろ」って
そしたらツムは

治

「ちゃうちゃう、俺が憑かれとらんだけなんやw俺が悪いからええねんw」って

治

初めて、聞いたんです。
俺が悪い、なんて

治

俺はそれに動揺して、何も言えませんでした

治

それからも、傷ができて俺が聞いたら、「俺は憑かれとらんねんw」「俺が悪いからええねんw」って

治

ずっと言われてきました。

治

だから、俺は聞くのをやめたんです。やめて、手当をすることにしたんです。

治

そしたら、「もう、聞いてこんの？」って言われて俺は「もお、興味ないから」って言ったんです

治

そしたらツムは「すまんなw」って笑ったんです

治

その時はわかりませんでした。でも、今になってわかります。あのときあぁ言ってなかったらこんなことにはならなかったって

治

その日から長袖の日が多くなったんです。なんでかなって思ったけど聞かなかったんです。

治

同時にツムの性格も変わってしまいました。大人しくなった性格、人を褒めれるようになった態度。すべてが変わりました。

治

でも、ツムの性格が全部治ったわけではなかった。

治

正確に言うと、治ったより、無理矢理変えてたのが、できなくなった

治

それが中2の夏でした。

治

アランくんって人に出会ってから一年こすぎた頃

治

アランは、部活を辞めることになったんです。

治

それは、ツムもわかってたんです。

治

でも、ツムはアランくんに、とても懐いていて、アランくんが大好きでした

治

だから、体の半分がなくなったみたいに毎日無気力で生きてたんです

治

それを見るのが嫌で、俺がなんとかしてやろうと思ったけど、無理でした

治

ツムにとってアランくんは初めての優しいかっこいいお兄ちゃんだったんです

治

そして、ある日ツムが虐められたんです

治

「努力もしてないのに全部できて化け物みたい」って

治

物を隠されたり、投げられたりしていました

治

「俺がやめさしたる」そういったんです。そしたらツムは「大丈夫、俺が悪いからw」そお、笑ったんです

治

それが、一ヶ月続いたある日ツムの一線が切れたんです。ある人が「アランって人かっこいいけど地味じゃね」って言ったんです

治

その時俺とツムは一緒にいたんです。俺が殴ったろからと思ったとき、ツムがその人を殴りにかかったんです。

治

「アランくんのこと馬鹿に言うな！！！お前らの何杯もかっこええし、強いわ！！！調子乗んなや！！！クソブタ！！！」

治

そう言って、殴ったんです

治

周りには血が飛び散っていました。

治

でも、俺は気になりませんでした。初めてツムが泣いているのを見たんです。

治

その時、アランくんが来て「侑！！！」って言ったんです。

治

そしたらツムは殴るのをやめて、アランくんに抱きついて声を出して泣いたんです。

治

その時俺は、この人は超えれない、と、思ったんです

治

その日から、また、ツムは毎日長袖を着るようになったんです。

治

夏の日もずっと、そして、高校生になってバレー部に入ったらアランくんがいたんです

治

俺は少し嫌でした。ツムがまたあの人のところに行くそう思うも嫌で嫌で、

治

でも、ツムは行きませんでした。俺はなんでやと思ったんです。でも、嬉しかったんで聞きませんでした。

治

その日からツムはなるべく人に逆らわないようにしていました。

治

親はもちろん先輩、先生、同級生にも、

治

でも、いじめは続きました

治

俺はツムが暴走しないか心配でした。でもツムは暴走するところか、反抗しないんです。

治

だからあの女にも…

救急隊員

…わかりました
話してくれてありがとう
ございます

救急隊員

とりあえず、起きるのを待ちましょう

治

はい、

角名

ﾖｼﾖｼ）

治

ん、なんやねん（泣）

角名

辛かったんだね（ﾖｼﾖｼ

治

ん、ありがとスナ（泣）

医者

あ、名前聞いてませんでしたね、この方のお名前は？

治

あ、宮治です。
こいつは、宮侑です。

医者

わかりました

医者

起きるかは、私達にもわかりません

医者

しかし、起きる可能性は高いかと、起きたときに誰もいないのは苦痛です。

医者

だから、今日は泊まって行ってください

治

はい！

角名

俺は明日用事があるから、

治

わかった、ありがとスナ

角名

うん、またね

医者

何がありましたら、そこのボタンを押してください

治

はい、

医者

では、私はこれで

治

ありがとうございます

治

ツム、はよ戻ってきてや(泣)

治

俺、まだちゃんと気持ち伝えてへんやん(泣)

治

好きやから、(泣)

治

ｷﾞｭｯ）ツムのことが、

好きやで

侑

ｷﾞｭｯ）

治

！！！）ツム！！

侑

ん、まぶしっ

治

ツ、ツム

治

起きた、(泣)

治

ツムー（ｷﾞｭｰ

侑

おわ！どうしたん、てか、ここ病院？

治

あ、そうや、ボタン（ﾎﾟﾁｯ

医者

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ）どうしましたか！

治

ツ、ツムが…

医者

起きたんですか、

医者

早いですね、治さんの思いが伝わったのかもしれませんね

治

思いって？

医者

ここ、監視カメラあるんですよ、声全部聞こえてましたよ

治

はずっ///

侑

え、何いったん？？

医者

言っていいんですか？

治

あかん//

医者

らしいですよw

侑

なんでやねん！

医者

さて、侑さん、これが全部正解したら明日には退院出来ますよ

侑

ほんまですか？

医者

本当ですよ

医者

では問題、
自分の名前、学校、生年月日言ってみてください

治

宮侑、稲荷崎高校、1996年１０月5日です

医者

あってますか？

治

はい！！

医者

では、これは何本？

侑

２本

医者

これは？

侑

５本

医者

完璧です。
明日には退院出来ます

治

やったな！

侑

おん！ありがと！

医者

では、私は、あと侑さん悩み事は治さんに言ってくださいね

医者

では、

治

せやで、ツム

侑

わかってる！

治

わかってないやろ！！

侑

…言えるときまで待ってや

治

わかった、絶対言ってな
墓まで持っていくなよ？

侑

わかっとるw

侑

寝よ、

治

おん、おやすみ

侑

おやすみ

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